2008年07月30日

八ヶ岳遠征その2

月末につき、ブログ更新ままなりません。不定期となっていますが、あしからず・・・。

飛騨に住んでいるので、北アルプスには比較的楽にアクセスできます。しかし他の山岳地帯となると、入山口まで時間もかかり気軽には行けません。
八ヶ岳は入山口まで高山市内から車で約3時間半。日帰りでなら、縦走より目的の山をしぼると無理がないでしょう。地元以外の山岳地帯を体験するには最適な地域と言えます。また関東・東海をはじめとした各地から大勢の登山者が訪れるのも納得できます。

今回は八ヶ岳の最高峰赤岳から横岳を経て、硫黄岳へと縦走(硫黄岳山荘に1泊)。なかでも赤岳から横岳奥の院までが険しい岩陵帯の連続です。奥の院直下には小同心と呼ばれる岩山があり、さらに硫黄岳へ進んだところには直下に大同心がそびえています。
大同心ではフリークライミングをする人がいたりして、この日は山荘に下りる斜面に咲くコマクサの群落越しに見えた大同心に人影を見ました。後で拡大してみてみると、ザイルを引く人がひとり立っていました。


赤岳天望荘ではヘリコプターによる荷送が行われていました。作業の最中は危険なため、山荘に近づいてはいけません。たまたま居合わせた場合は、建物の中に避難することになります。


横岳へ登る岩場から、赤岳を振り返りました。赤岳の右側の斜面にまっすぐ延びているのが文三郎道からの登山道ですface04。横岳を縦断するこのコースは矢印による指示が少なく、ルートファインディングに気をつける必要があります。岩の取り付きを誤ると、よじ登るのに苦労することになります。


横岳の最後の難関、奥の院(左端)を過ぎてから見た風景(遠くに阿弥陀岳と中岳が見えます)。直下にある岩が小同心。右にそびえるのが大同心。大・小とも一般のコース上にはありません。クライミングが目的で登る人がほとんどで、その場合は直下の赤岳鉱泉からの登攀ルートを上り、取りつくことになります。わたしはもちろん登った経験はありませんが、クライミング初心者向けとのことで一度登ってみたい気も・・・(笑)。

大同心頂上に立つクライマー。ザイルを手にしているので、隠れて見えない向こう側には別なクライマーがいるのでしょう。

硫黄岳山荘へ向かう台座の頭から下の斜面にはコマクサが大群落を作っていました。シロバナのコマクサも咲いています。
  

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2008年07月28日

八ケ岳遠征その1

八ケ岳(長野県茅野市美濃戸口から入山・下山)
7月26日(土)・27日(日)
行程:
<1日目>美濃戸口〜美濃戸〜(南沢コース)〜行者小屋〜(文三郎道)〜阿弥陀岳分岐〜赤岳頂上〜赤岳頂上山荘〜赤岳天望荘〜地蔵の頭〜横岳(日ノ岳〜鉾岳〜石尊峰〜三叉峰〜無名峰〜奥の院〜台座の頭)〜硫黄岳山荘
<2日目>硫黄岳山荘〜硫黄岳〜赤岩の頭〜赤岳鉱泉〜(北沢コース)〜堰堤広場〜(林道)〜美濃戸〜美濃戸口(・・・・朴の湯で入浴し帰る)


八ケ岳は長野県と山梨県の県境に位置する山岳地帯の総称です。赤岳(2899.8m)を最高峰に、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳などが連なります。南アルプスとは小淵沢(中央高速道路が通過)を間にはさみ、独立した山岳地帯を構成しています。
火山活動により生まれた山容は、まさに険しい岩陵帯です。

1日目の核心部はやはり行者小屋から赤岳頂上への登り。行者小屋からは3つのコースがあり、今回登ったのは頂上へとまっすぐ延びる文三郎道を利用したコースです。
文三郎道の大部分に階段と鎖があることからも、いかに険しいかが分ります。
写真は階段が始まる地点です。

階段がなければとても登れる道ではないと言えます。

文三郎道の途中から振り返ると行者小屋がすでに小さくなっていました。


文三郎道の終盤、右手には霧の中から阿弥陀岳(奥)と中岳(手前)が現れてきました。

文三郎道の最後の登り。行者小屋がさらに小さく見えます。

文三郎道と中岳道の合流点。写真の手前が中岳、その奥が阿弥陀岳。


赤岳を見上げてみると・・・

登ってみると・・・

岩場をある程度経験していないと危険な登りと言えます。

赤岳頂上です!(パチパチパチ!!)

頂上からふたたび下を覗いてみましょう。

奥にあるのが赤岳頂上荘です。

ここにきて稜線部を覆っていた霧が晴れ出しました。手前の人が立っているのは頂上荘の展望台。その奥に見えるゴツゴツしたのが横岳。そして遠くのなだらかな山は硫黄岳です。


時間経過に沿って写真を並べました。いっしょに登った気分になれましたでしょうかface02
午前5時半に美濃戸口を出発してから、頂上にたどり着いたのは午前11時。約5時間半で到着できました。
次は頂上山荘から赤岳を下り、赤岳天望荘へ。昼食の後、さらに横岳の岩陵尾根を経て宿泊地硫黄岳山荘へ向かいます。  

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2008年07月25日

八ケ岳へ(予定)

今日から27日まで高山を離れます。
その間は蓼科1泊、八ケ岳1泊する予定です。蓼科では家族でのんびり、八ケ岳は単独で縦走するつもりです。山行スケジュールもたてました。準備もしました。後は行くだけですface02
天候が心配なのですが、3日とも午後に天気が崩れるみたいですね。
八ケ岳では前日に近くに泊まれる利点を活かして、早めの行動を心がけたいと思います。
関東、名古屋方面からの登山客が集中する場所なので、土曜日の山小屋は大変な混みようになると予想されます。しかし単独でテントをかつぐのは軟弱なわたしにはちょっと無理。
つい先日、ツアーでいつもお世話になっているKONG店主ご夫妻も八ケ岳に登ってこられたそうです。その情報では、山中でアブに追いかけられたとかicon16。虫よけネットも役に立たないくらい群れているそうなので気をつけないと。長そでのシャツをいつでも出せるようにして、虫よけスプレーもアブに効果のあると謳っているものを用意しました。でも油断はできません。
レポートは帰ってきてからにしますので、ブログはしばらく休みます。  

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2008年07月22日

乗鞍岳剣ケ峰ツアー

ツアー催行日 2008年7月22日(火)
天候 晴れ後曇り
ツアー行程
高山グリーンホテル発<8:00>〜畳平着<9:30>〜お花畑散策<9:40〜10:20>〜摩利支天山分岐〜肩ノ小屋発<11:15>〜朝日岳鞍部着・昼食<12:30〜12:45>〜頂上着<13:00>〜肩ノ小屋〜畳平着<15:00>〜高山グリーンホテル着<16:15>


梅雨明けの乗鞍岳へ行ってきました。予想では比較的空いているはずでした。
ところが大きな誤算が。大型バスがすでに何台も到着しており、その周辺にはジャージ姿の中学生の大群がいたのです。
話を聞くと長野県から来たとのこと。ジャージの色は4種類・・・つまり4校の生徒たちが順番に剣ケ峰を目指して登山をするのです。
我々はこの集団との折り合いをつけながら登らなくてはなりません。

その前にわたしたちはお花畑に寄ることに。

この時期にはハクサンイチゲの大群落の他にも、コイワカガミ、ミネズオウ、ミヤマキンバイなどが咲いていました。
クロユリもお花畑の奥に群生しています。

大野さんの説明を聞きながら木道をのんびり歩きました。やはり高山植物は眺めるだけでも心に栄養を与えてくれます。

お花畑周遊を終えて、登山の開始です。

いきなりの急登がこたえた方もいらっしゃり、当初の時間設定を変える必要も出てきました。とにかく安全第一です。肩ノ小屋までは行けそうということで、長めの休息のあと全員で出発しました。

肩ノ小屋へ下る道と摩利支天山への道との分岐で目指す剣ケ峰が見えてきます。よ〜く見ると登山道には長蛇の列が。あの中学生たちの大集団です。写真は、それを唖然と見つめるわたしたち。

身体の調子が思わしくないと言われる女性2名は肩ノ小屋で待つことになりました。肩ノ小屋には数百名の中学生たちが順番を待っていました。わたしたちは彼らに混じって登らなくてはいけません。元気な彼らと登るペースが合う訳がないのですが。

先発して登ってきた別の学校の生徒たちともすれ違います。元気に挨拶してくれるのですが、途切れないその挨拶にいちいち応えるのは大変です。
普通なら60分と言われる肩ノ小屋〜剣ケ峰の所要時間は昼食時間を除いても大幅にかかってしまいました。
ガレた急登をなんとか歩ききると、朝日岳の鞍部に着きます。

ようやく気持ちのいい稜線歩きとなります。遠方の展望は残念ながらよくありませんでした。
とりあえず鞍部で昼食タイム。中学生たちの行列は続きます。

さあ、剣ケ峰まであと少し。
蚕玉岳(こだまだけ)をひと登り、ふたたび鞍部に下りると残るは剣ケ峰への最後の登りです。
頂上では記念撮影の順番待ちが起きていました。わたしたちより前に着いていた中学生たち(一クラスずつ)の写真撮りが終わったところで、存分に登頂記念写真を撮らせてもらいました。だっておじさんたちも頑張ったんだから(笑)。


下山は蚕玉岳鞍部まで下り専用の道を使います。

雲に被われてしまった北アルプスの展望は叶いませんでしたが、3000mの高さから眺める風景はやはり素晴らしいものです。

さて、夏の登山ツアーはこれで終了です。
秋は高山近辺の低山を登ります。時期はちょうど紅葉の季節。
10月30日>日本二百名山の位山、11月1日>原山から松倉山縦走の2コースです(中一日!)。
いずれも入山地点と下山地点を別の場所としました。そのため変化に富んだ登山が楽しめるはずです。
詳しいご案内までもう少しお待ちください。  

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2008年07月21日

明日は乗鞍岳剣ケ峰登山ツアー

いよいよ明日は乗鞍岳剣ケ峰へと登ります。参加者は19名、定員ぎりぎりの人数です。そして引率のガイドと不肖わたくしがサブで加わります。
今日はホテルでサマーディナーショーが開かれ賑わう中、参加の皆さんに集まっていただき前日のレクチャーを行いました。高山病の注意や登山におけるリスクについてもお話させていただき、登山が初めてという方には、ちょっと不安にさせてしまったかもしれません。
しかし安全のための登山者としての心構えが、今後の登山に活かされるに違いありません。ツアーに参加された皆さんが、事故無く登山を楽しめることを願っています。今回そしてこれからも。

ツアーの様子はまたこの場で報告したいと思います。  

2008年07月21日

乗鞍観光協会ライブカメラ

乗鞍岳剣ケ峰登山ツアーを明日に控えました。昨日は高山市街は晴れて暑い一日でしたが、乗鞍岳など北アルプスの山上は深い霧で10m先の視界もままならない状態だったようです。
その様子を「飛騨乗鞍観光協会」のライブカメラで見ることができます。畳平のものと丹生川から望んだものが設置してあり、時間も過去に(約一日)たどることができます。
今朝は霧も晴れて、ご来光も拝めたかもしれません。  

2008年07月20日

鏡平へ槍ケ岳を見に行く

昨日の山行の行程です。
高山出発<4:50>〜新穂高温泉無料駐車場<6:00>〜(左俣林道)〜わさび平小屋<7:20>〜(小池新道)〜秩父沢<8:20>〜シシウドが原<9:15>〜熊の踊り場<9:50>〜鏡平着<10:12>休憩・昼食<11:10>〜同じコースを下山〜新穂高温泉駐車場<15:00>〜高山着<16:10> ◎歩行時間:約8時間

かかった時間が、ガイドブックや登山地図に記載されている所要時間とほぼ同じことにちょっとびっくり。以前歩くのが速すぎると言われていたので、まあ合格かな。


歩き始めて30分ほどで穴毛谷にさしかかります。雪崩で死亡事故があった谷です。現在は大規模な砂防工事が行われていますが、完成にはまだ時間がかかりそうです。ここからは笠ケ岳(赤い丸で示した山)が望めます。林道をたくさんの登山者と歩きます。多くは双六小屋泊まり槍ケ岳縦走の人たちです。


わさび平小屋が朝陽に光っていました。ブナの中の林道を小池新道まで歩き、いよいよ登山の開始です。


秩父沢で一息入れ、さらに進んでシシウドが原に到着。長い急登の連続に汗びっしょり、いささかバテてきます。見晴らしの良い場所なので、穂高連峰から焼岳、そして乗鞍が一望できます。見上げれば雪渓の上部には大ノマ乗越が。鏡平は右方向にさらに登っていきます。


ようやくたどり着いたのは「熊の踊り場」と呼ばれる小規模の湿原。まだ残雪におおわれていました。しかし周辺には高山植物が花を咲かせています。遅い春が来るのも遠くないでしょう。


鏡平小屋で休憩。ラーメンやかき氷がよく売れていました。昨年から新築していた宿泊棟が完成して、今期から営業しています。
小屋の向こうには西鎌尾根が見えます。左の印象的な形の山が樅沢岳。この日、双六小屋に泊まった人たちは、次の早朝起き出して樅沢岳に登り槍ケ岳の日の出を待つのです。


最後に鏡平から見える槍ケ岳。すぐ下の小槍までしっかり見えています。厳しくも美しい山容は、夏山が楽しめる日本の代表的な姿です。
帰り際に振り返ると、午後の雲がもう槍の穂先にかかっていました。早起きして来たおかげで見られた大展望に感謝して帰りました。  

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2008年07月19日

鏡平・行ってすぐ帰る

要するに日帰りです。
連休前の土曜日とあり、早朝6時には新穂高温泉の登山者用駐車場はいっぱいでした。
他県ナンバーがほとんどで、前日車内泊や徹夜でドライブされてきたのでしょう。日帰りするのはわたしくらいのもの。ちょっとうらやましい。

日帰りできるといったら近辺の低山か、北アルプス内の限られた山や場所となります。今回選んだのは、鏡平。新穂高温泉からわさび平経由で向かいます。
狙いはもちろん鏡池。槍ケ岳が水面に映るところを写真に収めます。
そして撮ったのがこれ・・・
シラビソがちょっと邪魔をして映った槍の姿がいまいちです。水面も小さく波打ち、鏡とはいきませんでした。
しかし眺めは素晴らしいの一言です。
  

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2008年07月18日

乗鞍の今の様子がネットで分る

飛騨地方の明日の土曜日は快晴の予報です。
22日にツアーを控えていますが、登山に出かける気になっています(face02笑)。

ところで
乗鞍観光WEBサイト「乗鞍花劇場」内の乗鞍ブログには17日の畳平お花畑の様子、そして乗鞍岳便りには肩ノ小屋から剣ケ峰への登山道の様子が写真付でアップされています。
それによると、畳平のお花畑は茶色だったところも緑に変わっていますね。これは22日のお花畑の期待大です。ハクサンイチゲの大群落にきっと出会えます!
もうひとつのブログを拝見すると、13日にはまだ雪が残っていた朝日岳直下の登山道もほとんど消えています。これなら安心して登れるでしょう。  

2008年07月17日

登山の参考書


登山を本気で始めてから読み始めた登山の技術書です。
地方に住んでいると、限られたものしか手に入らないのは書籍も一緒です。インターネットで調べる手もありますが、中身までは開いてみないと分りませんし。これらなら地方の本屋でも手に入ります。



まず同じデザインの4冊の技術書は「山と渓谷社」が出しているもの。図解や写真が多く、分かりやすい解説がありがたいです。
もちろん読むだけではだめで、実際に山に出かけてなるほどと納得します。


一冊だけ違うのは、中高年向けに書かれた登山入門書。むろん若い人が読んでも構いませんが。
登山を始めるにあたって、とりあえず知っておくと良いことが網羅されています。こちらはイラストで解説しているのが親しみやすい入門書です。

知らないより知っている方が良いことが登山にはたくさんあります。山を始められたばかりの方や始めたいと思っている方はぜひ読んでみてください。  

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2008年07月16日

安心・安全に登山を楽しみましょう

「初心者も安心」。これは高山グリーンツアーの登山ツアー・キャッチフレーズのひとつです。
そう謳うには、いくつかの理由があります。
●初心者向けのコースを選んでいること
●ベテランで信頼できる山岳ガイドが引率すること
●無理のない余裕ある時間設定をしていること

などが挙げられます。
その上で、登山ツアーを企画し実施する側にとって心配は消えません。登山は自然に近づく行為であり、気候や身体の好不調に大きく左右されるからです。これは長く登山をされている方にも同様だと言えます。

したがって、安全に登山をするためには、不安材料を減らしていくことが大切になります。
まず、ブログで以前にも書いたことがありますが、登山装備をしっかり準備することが必要です。
高山グリーンツアーのホームページには、お申し込みいただいた方にお送りする資料のひとつ「登山を安全に行うための心得」のPDF書類をご用意。どなたでもダウンロードできますので、登山を始めようと思われている方はぜひご覧ください。

ご高齢の方や健康に不安を持つ方もいらっしゃるでしょう。そんな方には、登山をご自身の健康を確認する機会にしていただくようお願いします。楽しく登山をするために、健康診断をお受けになったり、体調を整えるトレーニングをしていただくとうれしいのです。

内閣府の平成18年度の世論調査で、登山者の年齢別人口と割合が示されました。それによると20代の登山人口が中高年にくらべ圧倒的に多かった30年前から1/8に減少。10年前にブームが起こり20代も含め中高年の登山人口がいったん増加しましたが、現在は減少の一途です。
ところが2006年に、60代だけが増加しているのです。これは団塊の世代が定年を迎える時期になり、自身の趣味のため登山を選んでいることが理由の一つと推定されます。
今後、60代を中心に登山者が増えていくと、遭難者の数や割合もさらに高齢者が占めていく恐れがあります。
特に男性は、働いていた時と気力も体力も変わらないと考え、無理な登山を行う危険性があります。またある女性グループがおしゃべりに夢中になり道に迷って遭難した例がありました。

そんなことがないように安全な登山をお楽しみいただくためにも、わたしはガイドツアーを体験していただきたいと考えています。
観光旅行では許されることも登山ではご本人だけでなく、回りの登山者も危険にさらすことになります。ぜひご理解いただき、当ツアーにご参加くださいますようお願いいたします。

梅雨明けがいつになるか分らないのですが、ツアー当日は良い環境になると信じています。
標高3000mの剣ケ峰が待っていますよ!
  

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2008年07月15日

乗鞍岳剣ケ峰頂上に立つ

高山グリーンツアー「乗鞍岳剣ケ峰」の実施も1週間後になりました。今年の梅雨明けはいつになるのか気象庁の予想はまだないようです。ある気象予報士の方は、なし崩しで梅雨明けとなるのではないかと言っていました。猛暑のうえ、台風が多い夏となるかもしれません。
やはり梅雨はからっと明けてほしいものです!

さて乗鞍岳の最高峰に立ちましょう。
ここからの展望は(晴れていれば)素晴らしいの一言です。

穂高連峰と槍ケ岳が雲間に望めます。ここから穂高を見た時に、いつかあそこに登ってみたいと思い実現しました。わたしの登山開始の原点です。


反対側にはうっすらと御岳山が見えます(よ〜く見てください)。直線距離では乗鞍からの距離は、穂高と同じくらいです。しかしこちらは間に高い山がないので目で見ると近く感じます(穂高の写真は望遠です)。今は飛騨頂上にコマクサが咲いている頃です。

信仰の山でもある乗鞍には畳平に乗鞍本宮奥宮があり、剣ケ峰にはその朝日権現社が建っています。シーズンには宮司が常駐し、参拝やおみくじを引く人でにぎわいます。

狭い頂上なので長居するのは困難になるでしょう。
なぜなら帰りに数組のパーティーに会い、その人数はざっと50名以上。

今度はわたしたちも同様に団体で登ることになりますので、他の登山者に迷惑のかからないように気をつけないといけません。

乗鞍岳のレポートはここまでに。
・・・次回はちょっと辛口のお話をしたいと思います。
それは安全に登山を楽しむために大切なことだからです。  

Posted by tozan at 18:39Comments(0)TrackBack(0)登山レポート

2008年07月14日

乗鞍岳剣ケ峰登山.2

今日は乗鞍畳平のお花畑を出て、剣ケ峰までの登山道を歩いてみます。
実は今年の乗鞍スカイライン開通の翌日(5月16日)にも剣ケ峰に登りました。まだ乗鞍は春山の状態で、乗鞍スカイラインが除雪してなければ、わたしにはとても入れるものではありません。写真はその時のもの。

今年は降雪量が多かったとのことです。雪のため登山道は存在しません。ルートは夏とほぼ一緒ですが、稜線の長野側に雪庇が張り出しているので気をつけてください。
下の写真は、昨日ほぼ同じ場所から撮ったものです。比べてみると面白いかも。

さて7月13日、夏山間近の剣ケ峰に向かう登山道には、いまだ雪が残っています。肩ノ小屋から岩場の登山道をジグザグに登り朝日岳の鞍部に乗越す前に、小さな雪渓を越えていかないと行けません。

写真右下の肩ノ小屋から登山道が伸び、頂上部右端の朝日岳下の雪渓を通っているのが分るでしょうか。

その部分を望遠でクローズアップに。登山者が登っているのが分ります。

雪渓の状態です。本当にわずかに残っているだけで、1週間もすればほとんど消えるでしょう。

朝日岳の鞍部にたどり着きました。稜線を蚕玉岳(こだまだけ)頂上わきからふたたび鞍部へと歩き、剣ケ峰へと進みます。

剣ケ峰には左側の登山道から登ります。右は下山専用です。これはハイシーズンに登山者が行列を作り、すれ違いが危険になるためなのですが、岩に描かれた黄色い矢印がちょっと見にくいかもしれません。

肩ノ小屋から剣ケ峰までゆっくり登っても約1時間で到達できます。
急がず、足場に気をつけて登ってください。  

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2008年07月13日

乗鞍岳剣ケ峰登山

「乗鞍岳剣ケ峰登山ツアー」を9日後に控えた今日、乗鞍岳に下見に行きました。
前日の天気予報で、今日は昼から天気が崩れると知り、午前中に剣ケ峰を往復することに。
梅雨明けはまだらしいですが、今日は夏山の雰囲気がいっぱい。登山者も大勢訪れていました。

まずはツアー当日の予定コースに沿って、畳平のお花畑に。

しかし写真でご覧の通り、入口から全体の3/4はまだようやく雪解けが終わったばかりの様子です。ショウジョウバカマが点在しているだけで、枯れた草と土が顔を出したままでした。しかし1週間もあればこの風景も劇的に変わるでしょう。ツアー当日のお花畑が楽しみです。

お花畑を飛んでいる鳥。ツバメのようですが、残念ながら鳥には詳しくありません。

お花畑の奥に、ハクサンイチゲが群生しています。他にはコイワカガミやミヤマキンバイが咲き始め、小さな群落を作っていました。
そんな中、クロユリが一株だけ花を開いていました。

この時期、まさに貴重な一本です。見つけた人は得した気分になれるはず。

そして夏に一番見たい高山植物がコマクサ。

富士見岳下の登山道脇に数株、鶴ヶ池周辺には小規模ですが群生していました。でもまだ花が開ききっていないものが多いようです。
写真のコマクサは駐車場裏の魔王岳に咲くもの。この山はコマクサの群生地として知られており、今まさに見ごろです。

・・・剣ケ峰への登山道の様子は次回とさせていただきます。  

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2008年07月12日

乗鞍岳を高山から見る

乗鞍岳の番外編です。高山市街からの乗鞍展望。
実は乗鞍岳に近くなるほど、その全貌を見ることは難しくなります。

かつて鮎崎(あいざき)城と呼ばれた北山公園からの展望です。現在は墓地になっている奥に、この展望のポイントがあります。晴れた日の夕方、夕陽に照らされた乗鞍が本当に美しいのです。


こちらはわたしの母校、中山中学のグラウンドから見える乗鞍岳。
しかし在学中に見た記憶があまりありません(苦笑)。

他にも赤保木町にある風土記の丘など、すばらしい展望ポイントが旧(合併前の)高山市内にはたくさんあります。・・・ひそかな自慢のひとつですね。  

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2008年07月11日

乗鞍を知る.3


畳平のお花畑に高山植物が咲く頃です。
8月になっても雪渓が残っていることがあり、バスに乗り一気にやってきたここが標高2680mの地だと分ります。7月下旬に咲いている高山植物をいくつかご紹介しましょう。


お花畑一面に咲いているのがハクサンイチゲ(キンポウゲ科)。群生している様子は圧巻ですが、ちょっと有り難みがないような気もします(笑)。


小さな花を咲かせるミネズオウ(ツツジ科)。目を近づけてみると可憐で美しいことが分ります。隣に咲くのはコイワカガミです。


まだ蕾なのが残念ですが、アオノツガザクラ(ツツジ科)です。1センチほどの提灯みたいな花が咲きます。右下に一個だけ咲いていますね。


なかなか見られない珍しい高山植物クロユリ(ユリ科)がここには咲いています。

お花畑の中には澄んだ雪解け水が流れる小川があります。

お花畑の中にかけられた木道を歩き花を観賞しますが、多くが小さな群落を作っているので見つけるのに苦労しないでしょう。他にもミヤマキンバイなどが咲いています。
8月に入ると、ほとんどの高山植物は花期を終了してしまいます。これからが見ごろです。興味のある方はぜひお出かけください。  

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2008年07月10日

乗鞍を知る.2

乗鞍についてのお勉強。ツアー参加の方に配る資料のためにやっています。
どうぞお付き合いください。

●乗鞍スカイライン
乗鞍岳が現在の山容になってから約9000年、有史時代になってからようやく狩猟や信仰の対象として人とのかかわり合いを持つのみでした。
1941年(昭和16年)に当時の陸軍航空本部がエンジンの実験施設を建設するため、岐阜県の施工で畳平までの道路建設を開始しました。
戦争が終わると実験施設は無用となり、昭和24年から濃飛乗合自動車がバスの運行を開始。さらに2車線に拡幅され、昭和48年に有料道路乗鞍スカイラインとしてマイカー乗り入れが可能になりました。
そして道路建設費が償却される30年目を迎えるのを機に、平成15年からマイカーの排気ガスや利用者による環境破壊行為を防ぐとしてマイカーの乗り入れ規制を開始しました。

マイカー規制後の乗鞍スカイライン利用者は減少していますが、おかげで山岳地としての魅力は増しています。マイカー規制緩和の声もあるようですが正しい方法ではないでしょう。乗鞍岳が持つ魅力をアピールすることが大切なのではと思います。

写真は「心のふるさと 飛騨路の旅」(株式会社ナカザワ発行)に掲載の一枚を転載させていただきました。まだマイカー規制が行われる前の様子(発行年不明)です。
見たところ畳平の駐車場は満車ですね。時期は7月上旬でしょうか。お花畑の奥、不動岳(右端に雲に隠れて見えない)の下にまだ大きな雪渓が残っています。そして一番奥に見えるとがった峰が剣ケ峰です。  

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2008年07月09日

乗鞍岳を知る.1

先日終了したツアーにつづき、7月22日には「乗鞍岳・剣ケ峰」に登るツアーが控えています。平日開催ですが夏休み時期に入ったばかりでもあることから、ここにきて予約が増えています。
乗鞍スカイラインで畳平まで行かれたことはあっても、その時は登山をするまでには至らなかった方も多いはず。剣ケ峰に登ることに憧れつつ、登山という行動に躊躇されていた方もいるのかもしれません。

これから何回かに分けて、乗鞍岳について語っていきたいと思います。わたしが集めてきた参考資料を引っかき回しながらの行為になりますので、迷文になること必至です。どうかその時はご容赦ください。

まずは乗鞍岳の成り立ちから。

●乗鞍岳は中部山岳国立公園の最南端
中部山岳国立公園は、北は新潟・長野・富山の県境にある白馬連山、そして富山にある剱・立山連峰からそれぞれ南へと連なり、最南端の乗鞍連峰へと至る山岳地帯を言います。そのあいだには槍ケ岳や穂高連峰、笠ケ岳などを擁し、一般の名称は「北アルプス」、あるいは通称「飛騨山脈」と呼ばれています。

●乗鞍岳は複合火山
128万年前に最初の噴火があり、86万年前、32万年前、12万年前、10万年前、4万年前、2万年前と火山活動があったとされ、最後の噴火で現在の山容となったのは約9000年前のことでした。こうして幾度もの噴火活動により、いくつもの峰が形成され、ひとつの大きな連峰を作っています。このように複数の火山でできていることから、乗鞍岳は複合火山であると言われています。
乗鞍の山上湖でかつての噴火口だったと言われているのは「権現池」と「亀ヶ池」です。亀ヶ池の方はまわりの岩石がくずれ、火口湖らしさが残るのは権現池だけになりました。


10月中旬の権現池です。寒そうですね。冬は雪に埋もれてしまいます。

こんなところで、今日の「乗鞍岳よもやま」はおしまいです。  

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2008年07月08日

登山ツアーレポート〜西穂高丸山

開催日/7月7日(月)
天候/曇り
参加人数/9名(+ガイドとわたし)計11名
行程/高山グリーンホテル発 8:00〜新穂高ロープウェイ白樺平駅着 9:07〜ロープウェイ発9:20〜西穂高口着 9:35〜準備〜入山 9:50〜小鍋谷分岐 10:45〜西穂山荘着 11:40〜休憩〜丸山12:15〜西穂山荘 12:30・昼食〜下山 13:10〜西穂高口着 14:50〜高山グリーンホテル着 15:40

ツアーを企画主催する側としても、試行錯誤が続きます。参加されるお客様は年齢も職業もまちまち。特に今回は70歳の方もお二人いらっしゃいました。お一人は10年前に登山をやめられており、もう一度行ってみたいという願いと大丈夫だろうかという不安を口にされていました。
丸山は高齢者の方でも病気でなければ登ることのできるコースです。ガイドの大野さんにより、さらに安全で苦しくないペースを保つことができました。おかげさまで全員が完登。笑顔とありがとうの言葉に、むしろ私たちの方が感激しました。

新穂高ロープウェイからの眺めは、白いガスに隠れる眼下の木々でした。登山での展望はあまり期待できそうにありません。始発で乗ったらしい団体客がすれちがうゴンドラにすし詰めで、この方たちには残念な展望だったことでしょう。
準備を整え、千石園地から登山道へと入ります。

しばらくは比較的緩やかな上り下りが続きますが、1時間程するといよいよ今回の核心(一番大変な所)。山荘への直前の長い急登にたどりつきます。ここはゆっくりと着実に距離を稼ぐしかありません。
ところが思わぬ邪魔者が出現しました。大量の虫です。
登山道を占拠した虫が、顔に当たり、なかには目や口に飛び込んできます。注意しようとした大野さんの咽に入りせき込むという事態も発生。虫よけスプレーもほとんど役に立ちませんでした。これから登山される方はお気をつけください。この時期、どこの登山道でも2000〜2500mあたりは大変なことになっているはずです。風の強い西穂稜線には虫がいませんでしたが、天気の良い日は要注意です。

そんな虫にたかられながら、登山道ではさまざまな花にも出会いました。
たとえばマイヅルソウの群生が何ヶ所もあります。小ぶりのゴゼンタチバナ、イワカガミ、そしてツマトリソウも発見しました。
そんななか、山荘直下の登山道にはベニバナイチゴの花が群生していました。

西穂山荘の回りにも多くの花が咲いており、幕営地にはシナノキンバイなどがお花畑を作っています。

山荘前で少し休み、いよいよ西穂稜線へと足を踏み入れます。
崖のような斜面を、岩をよじ登るように上っていきます。少しフィールドアスレチックのような感じがします。
すぐにハイマツもあらわれます。飛騨側から長野側へ幹を曲げ、覆いかぶさるように多くの植物のための屋根となっているようです。

ゴゼンタチバナ、コケモモ、コイワカガミが咲いていました。またマイヅルソウがこんなところにも。
ハクサンシャクナゲはまだ蕾のままでした。
そして2週間ほど前には裸だったダケカンバが若葉に覆われていました。

ぜひ6月26日の様子を写した写真と比べてみてください。西穂高の夏はもうすぐです。

帰りがけに皆さんで記念写真を撮りました。またぜひご一緒に。そして皆さんの笑顔がわたしたちの励みになります。ご参加ありがとうございました。
  

Posted by tozan at 21:25Comments(0)TrackBack(0)登山レポート

2008年07月07日

西穂高丸山登山

高山グリーンツアー「西穂高丸山」を本日実施しました。
不安定な天候でしたが、最後まで雨に降られることなく終えることができました。
なかなか消えることのない霧でしたが、丸山では独標へ登るコースが見えることがありました。

北アルプスへと続く稜線のダイナミックな風景は、その場に立って見てこその感動です。
ご参加いただいた方からは、ぜひまた来てみたいとの声をいただきました。
ぜひぜひ、お出かけください。

とりあえず、今日は簡単な報告だけ。ツアーの詳しい様子はまたこのブログでいたします。  

Posted by tozan at 22:06Comments(4)TrackBack(0)登山レポート