先日からご紹介している夏の登山・山歩きツアー。
「西穂高丸山」に続き、第2弾は「乗鞍岳剣ケ峰」登山ツアーのご案内です。
乗鞍岳剣ケ峰<標高 3,025.6m>
入山日 7月12日(日)
高山から行く場合、濃飛バスセンターから乗鞍スカイラインで畳平までバスかタクシーの利用となります。マイカーでは乗鞍スカイラインに乗り入れられないので、ほおのき平スキー場のバス停で畳平行きのシャトルバスに乗り換えます。
ツアーではホテルからチャーターしたバスで畳平に直行しますので、乗り換えの手間がいりません。
畳平へは大勢の観光客と一部の登山客がいっしょになります。ザックやストックの荷物にも気を使います。登山者だけのツアーなら、そんな心配もありません。
畳平で登山準備を整え、剣ケ峰へいざ出発です。
昨年のツアーでは、夏休みに入った中学の集団登山といっしょになってしまい、予定通りに進むことができませんでした。
今回は夏休み前(夏山シーズン直前)の山行なので、この心配はないと思います。
コースの概略です。肩の小屋までは舗装された林道を歩くだけ。登山道は肩の小屋から始ります。
宇宙船観測所のある摩利支天岳との分岐を回り込むと、剣ケ峰の全体が見えてきます。
右から朝日岳、登山道が乗越す鞍部と小ピークの蚕玉岳、そして鋭く尖った剣ケ峰です。
登山道は火山岩がごろごろして、砂礫で滑りやすいので、ねん挫しないように注意して登ります。そして急登です。ガイドのペースでゆっくり登りましょう。
写真のように登山道のある斜面には、まだ雪が残っているかもしれません。
でも、ここまで来れば稜線の鞍部まであと少しです。
鞍部に着いたら休憩します。稜線の右側は火口跡。今は雪解け水をたたえる権現池です。
振り返れば雄大な景色が広がっています。
天候に恵まれれば穂高連峰や槍ケ岳、左手には笠ケ岳が見えています。
もう剣ケ峰はすぐそこです。
稜線を進み、頂上小屋の前を通り、岩場を登れば頂上です。
祠は信州側の朝日権現社。背中合わせの小屋は飛騨側の乗鞍本宮奥宮です。
下山は鳥居の奥にある下山専用の道を使います。浮き石に注意しましょう。あわてず岩の状態を確かめるように足を下ろせば問題ありません。
頂上付近には植物がほとんど見られません。
登山道から離れた斜面にコマクサの群生が見られます。
頂上小屋のそばの岩には、へばりつくようにしてわずかな高山植物が生きています。
小さな白い花はツガザクラ。ピンク色の花はコイワカガミです。・・・が、この写真では良く分りませんね。
下山したら畳平のお花畑に立ち寄りましょう。まだ雪渓が残っていると思います。
木道の奥に行けば、ハクサンイチゲの群落やアオノツガザクラ、コイワカガミ、咲き始めたばかりのクロユリが見られるかもしれません。
コマクサは鶴ヶ池周辺や畳平の裏にある魔王岳で目にすることができるでしょう。
畳平まで一気に乗り物で上がることにより、軽い高山病にかかることもあります。
対策は体調を調えておくことです。
またホテルに戻ってから温泉で汗を流していただける無料入浴券を用意しています。
ツアーの詳細は
「乗鞍剣ケ峰」登山ツアーのページをご覧ください。