この冬はスノートレッキングへ

tozan

2008年11月10日 19:17

晩秋を迎える飛騨高山。ここ数日は太陽が顔をのぞかせないので、いっそう寂しさつのる趣です。
日本海に面した地方(富山県など)では、豪雪地帯のイメージがある一方で、水気を含んだ雪は解けやすいという特徴があります。一方、内陸にあり山に囲まれた飛騨北中部では、水気の少ないいわゆるパウダースノーが降り積もります。この雪は解けにくく、根雪になると堅く凍り手がつけられません。
この2年、雪の少ない冬が続きましたが、今度はどんな冬になるのでしょう。

雪が生活に深く関わっていると、雪をむしろ楽しもうという気持ちがわいてきます。・・・そんなことはない、という飛騨在住の方も多いと思いますが。
ウインタースポーツはゲレンデスキーやスノーボードがこの地方でも主流ですが、一方で山岳スキーを楽しむ人も少なからずいます。
穂高などの北アルプスから滑降してくる熟練者から、登山道のない低山を積雪期にこそ楽しむという人まで、冬山はテレマークスキーにより無雪期とは違う楽しみが広がります。

しかしスキーはちょっと、という人でも雪山を楽しめる道具があります。
どちらかというと雪山登山の1ツールとして使われることが多いワカン(和かんじき)にくらべ、トレッキングの色々な状況に対応できるスノーシューは、積雪期の山を諦めていた人も雪山へと足を向けさせるようになりました。
スノーシューが特に得意なのは、アップダウンのある森の中や平坦な雪原です。
夏は規制があり足を踏み込めない湿原も、スノーシューでなら歩くこともできます。
もちろん自然を荒らさないよう気をつける必要があります。雪の下に隠れて流れている小川に足を踏み抜いてしまった、という事故も時には起こります。
また知らない山域に入る時は、そこに詳しい人と一緒に行くか、登山道を外れないように気をつけてください。積雪期の道迷いは時に致命的な結果をもたらすことになってしまいます。

高山グリーンツアーでは、特に人気の高い2つのスノートレッキングコースを選び、山行を実施します。

積雪が十分あり、足を踏み入れても湿原などを荒らすことがない2月には「上高地」へ。
入山日:2月8日(日)


そして、雪解けが始るころの春間近3月下旬には「乗鞍高原」に出かけます。
入山日:3月21日(土)・・・前日は春分の日

詳しくは高山グリーンツアー・登山専用のホームページをご覧ください。

関連記事
上高地で下見スノーシュートレッキング
2017年もどうぞよろしくお願いします。
冬の上高地入門
乗鞍ご来光トレッキング
川上岳で見つけたもの
いよいよ上高地スノトレ
2015年もどうぞよろしくお願いします。
Share to Facebook To tweet