立山連峰別山へ
今日からシルバーウィークです。
前日の19日(土)は混雑し始めた立山へ行ってきました。
今年は連休が長くなったため、混雑のピークは20日以降にずれると思われました。
したがって今日の立山駅は大変なことになっているでしょう。
同じ日、乗鞍畳平は大変な事件が起こっていました。
確かに乗鞍スカイラインでは、頻繁に熊が目撃されていました(実はわたしも今年目撃しました)。
しかし、まさかです。
月輪熊は人を見つけたら隠れると言われていましたが、今回は畳平駐車場のすぐ近くの登山道(魔王岳の登り口からわずかなところ)に現れ襲ってきたと言うことです。
その意味でも特殊な例だと思われますが、今後も同じことが起きないとは限りません。
居るはずのないハイマツ帯付近で目撃されたら注意しないと・・・。
さて、立山の紅葉は9月下旬から10月上旬が見ごろと言われています。
弥陀ケ原はもうしばらく後になりそうです。
今回のルートは室堂>>雷鳥沢>>剱御前小屋>>立山別山>>雄山>>室堂の周回コースです。雷鳥沢から雄山までほとんどが登るルートのため、だいたいの人は逆に縦走します。
室堂から雷鳥沢へ下る途中に、秋の陽射しに光るものがありました。
一見、草に霜が降りているように見えましたが、すぐになにか分りました。
チングルマです。
草紅葉とのコントラストが、大変美しい。
今回登るルートが一望できます。
赤いラインが剱御前小屋(別山乗越)へ至るルート。急斜面が続きます。
青いラインは奥大日岳へ至るルート。剱御前小屋へのコースにする登山者もいますが、分岐点の新室堂乗越から別山乗越へは急登となり、しかも時間がかかります。
別山から見る劒岳は、まさに大迫力です。
しかし、ほとんどの人は分岐点(南峰2874m)で満足し、劒岳にもっとも近づく頂上(北峰2880m)には行かないようです。
見える角度も違うので、ぜひ行ってみることをお勧めします。
しばらく見ていると、劒岳の八つ峰の下部、長次郎谷の雪渓に人影が。
カメラのズームで撮影したところ、確かに2人の人が写っていました。
時間はすでに12時近く。登るには遅すぎるので下山しているところなのでしょう・・・か?。
こんなことも目を凝らせば見えるのが別山頂上です。
立山は明日も混雑するでしょう。
劒岳もかなりの登山者であふれると想像されます。
つまり遭難者が出る確率も増えると言うことです。どうぞ気をつけて。
次回は別山から雄山です。