低山バンザイ!冬編〜位山

tozan

2010年01月20日 22:24

大雪も一段落。道路の除雪も進み、国道は安心して走れるようになりました。
明後日からはまた気温が下がり、雪が降るようですね。
先日は快晴につい誘われ、近場で雪山が楽しめる位山に登ってきました。
用事を済ませて出かけられたのは10時半過ぎ。モンデウス位山スキー場に着いたのは11時をすでに回っていました。
スキーリフトの無料乗車券を頂戴していたので、しっかり使わせていただきました。
ゲレンデではスキー研修の高校生たちが滑っていました。
アナウンスで午前の部の終了を生徒たちに告げていたので、熊本からやってきたのだと分りました。・・・実は後で知ったのですが、みなさんは高山グリーンホテルで募集している修学旅行プランを利用されていたのでした。
これを機にウインタースポーツが好きになってくれるといいですね。


リフト終点から登山道に入ります。すでに時計は11時40分。
スノーシューによる踏み跡でしっかりとした道ができていました。
ツボ足でも行けそうですが、やはりワカンやスノーシューがあった方が快適に楽しめます。
大奈山展望台の50mほど手前で休んでいるご夫婦がいました。ここでお昼にして戻るとのこと。別れた後、展望台が近くにあることを教えてあげればと後悔したが、時間がないのでおせっかいはやめました。

適度にふかふかして歩きやすいので、無雪期よりも進むのが早い。
入山してから30分で雪に埋もれた祠に着きました。

ここからは急登もなく、歩き慣れた道をゆったり歩きました。
標識のある広場のような道をぬけ、林の中の倒木群をまいてふたたび登りに入る。
登山道沿いの木々に積もった雪が落ちてきます。

まともにこれを浴びると、からだが濡れるので、多少汗が出てもジャケットは着ていた方がいい。透湿、防水性のジャケットがこんな時ありがたい。

巨石群が現れて、天の岩戸に着いたのは午後1時頃。

ここから頂上へ向い、分岐点で乗鞍展望台のある斜面へはずれると、そこには素晴らしい光景がありました。

御嶽と手前に舟山。
展望台への道はすっかり消えていますが(斜面で踏み外すとあぶない)、道のある位置より上の斜面が雪におおわれ、展望地としては最適になっていました。

もう少し先へ進んで、木々の間に乗鞍を望みます。
期待に胸膨らませて、いよいよ白山展望台に。
ドウダンツツジの群生地はすっかり雪に埋もれていました。

期待にたがわず、素晴らしい白山の眺め。
奥美濃から白山への山並みが一望できます。
そして左手には、川上岳が。

昨年は何度登ったことか・・・。

白山展望台の広場には新しい踏み跡がなく、今日はどうやら独り占めのようでした。
1時40分、下山開始。
あわてて戻ると下りはこけやすいので気をつけます。
それでも、平地を歩いているような早さでした。
リフト終点に着いたのは2時40分頃。

午後の陽射しが傾き始めていました。
リフトの左手から無雪期の登山道を少し進み、途中で雪原のようになったゲレンデ脇をまっすぐ下っていきます。

北アルプスが乗鞍岳からぐるりと穂高・槍、笠、そして黒部五郎岳、薬師岳まで見えていました。
スキーで滑るよりはさすがに遅いですが、それでもあっという間です。
下りきる直前に流れ込みがあるので注意します。それを避けてゲレンデ側に近づいて下りていくと良いでしょう。

駐車場に着いたのは午後3時頃、所要時間は約3時間30分(リフト乗車、休憩含む)でした。
ちょっと急ぎすぎの感はいなめません。
もう少し早く入山して、あと1時間はかけてゆっくりしたい。
展望が素晴らしかったのでなおさらです。


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