天生県立自然公園

tozan

2010年06月12日 23:42

天生峠の冬季閉鎖が6月11日に解除されました。
例年より10日以上遅い開通です。
これで飛騨地方の冬季閉鎖はすべてなくなりました。

今日はさっそく籾糠山へ出かけてみました。
家を9時15分に出発。河合町から峠へと入りました。
約1時間で峠にある駐車場に到着すると、すでに満車状態。あふれた車が路上駐車していました。

ちょうど帰るところだった新聞社の車が出たので、係の人にお願いして入れさせてもらいました。
ちなみにこの時点で飛騨ナンバーの車は2台目だったそうです。県外の車も多く、関東や関西のナンバーも目立ちました。

自然保護協力金500円(任意)を収め、入山します。
湿原や原生林までを目的とした人も多く、籾糠山へ行く人の数と合わせて200人以上はいたのでは。
開通が遅れたので、第一湿原のミズバショウは花がほとんど終わっていました。

代わってリュウキンカやコバイケイソウが咲き始めていました。
湿原周辺にはさまざまな亜高山帯の植物が見られます。しかし小さくて気付かないものも多く、詳しいガイドと一緒に回ると楽しいことでしょう。

第一湿原から林を下るとまた小さな湿原があり、こちらにはリュウキンカやニリンソウ、サンカヨウなどがお花畑となっていました。
原生林に入り、第二湿原へ。こちらはまだミズバショウが一面に咲いていました。
籾糠山への登りは第二湿原近くの入山口からブナの原生林の急登コースを歩きました。

こちらの道は歩く人も少なく、静かな山歩きが楽しめます。
道沿いにはツバメオモトやバイカオウレン、ミヤマカタバミなどが咲いていました。ユキザサやマイヅルソウはこれからです。

登山道がゆるやかになると、谷から上がってくる主要登山道と合流です。
ベンチが新しくなっていました。
ここから籾糠山までの道は登山者の列ができていました。
頂上直下の急登を登り、息を切らせて到着した頂上は座る場所もないので(展望もない日だったので)すぐに下山しました。

下山路は谷沿いのコースを使いました。
カツラの門が近づくとサンカヨウの群生です。

キヌガサソウが咲き始めていましたので、この後も楽しみです。

帰りに匠神社側の遊歩道を歩いていると、伸び始めのササユリを見つけました。いくつかは蕾が出ています。今月下旬には見ごろになるかもしれません。

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インタープリター(自然案内人)がガイドする天生県立自然公園
◎催行日 1)7月25日泊・7月26日実施 2)8月1日泊・8月2日実施
ツアーの詳しい案内と予約
○こちらは登山ツアーではありません(籾糠山には登りませんので予めご了承ください)

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