登山道_下を見て歩こう
今回の籾糠山登山道でのことだけでなく、一般的な登山道で言えること。
山を歩く時は行く手を見ながら、が基本です。
たまに自分の回りを見渡して、ここがどんなところか確かめつつ。
しかし場所によっては下を見て歩かねばなりません。下りの場合は当然ですが、足下にあるものに注意した方がよい時があるからです。
その例として、まずは木橋。
写真のものはよく手入れされていて、濡れている時に気をつける以外は安全に渡れます。中には丸太を渡しただけのものや、一部腐っているものもあります。
木材で斜面を階段にしている時もあります。個人的にはこのくらいが好みです。御嶽の濁河温泉からの登山道には立派な階段が作られていますが、段差がきつく利用者の評判はよくありません。
自然なままを活かした階段は、ときに花やキノコが生えていることがあります。これはギンリョウソウ。別名ユウレイ茸と呼ばれますが、キノコではありません。5枚の花びらがあるのに、全身が白くて分りにくいです。
道の脇に水場を見つけます。余裕なく歩いていると見落とすことがあり、貴重な水確保の機会を失います。
最後は???
足下に突然現れたアオダイショウ。森のアオダイショウは茶褐色をしている場合が多い気がします。単なる偶然かもしれませんが、もしかすると周囲の環境に同化しようと保護色になっているのかも。しかしうねうねと動く姿には、さすがにドキッとさせられます。すぐさま薮に逃げ込む所を撮りました。尻尾しか写っていませんが、体長60cmはあります。
登山のおもしろさは、頂上に登ることだけではありません。そのプロセスを楽しむことで、辛い苦しい山道もパラダイス(になるかも)です。
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7月7日に実施する「西穂高岳丸山」登山。週間天気予報では、7日は曇り後晴れ。
予約はまだ間に合います。