乗鞍岳剣ケ峰ツアー

tozan

2008年07月22日 21:59

ツアー催行日 2008年7月22日(火)
天候 晴れ後曇り
ツアー行程
高山グリーンホテル発<8:00>〜畳平着<9:30>〜お花畑散策<9:40〜10:20>〜摩利支天山分岐〜肩ノ小屋発<11:15>〜朝日岳鞍部着・昼食<12:30〜12:45>〜頂上着<13:00>〜肩ノ小屋〜畳平着<15:00>〜高山グリーンホテル着<16:15>


梅雨明けの乗鞍岳へ行ってきました。予想では比較的空いているはずでした。
ところが大きな誤算が。大型バスがすでに何台も到着しており、その周辺にはジャージ姿の中学生の大群がいたのです。
話を聞くと長野県から来たとのこと。ジャージの色は4種類・・・つまり4校の生徒たちが順番に剣ケ峰を目指して登山をするのです。
我々はこの集団との折り合いをつけながら登らなくてはなりません。

その前にわたしたちはお花畑に寄ることに。

この時期にはハクサンイチゲの大群落の他にも、コイワカガミ、ミネズオウ、ミヤマキンバイなどが咲いていました。
クロユリもお花畑の奥に群生しています。

大野さんの説明を聞きながら木道をのんびり歩きました。やはり高山植物は眺めるだけでも心に栄養を与えてくれます。

お花畑周遊を終えて、登山の開始です。

いきなりの急登がこたえた方もいらっしゃり、当初の時間設定を変える必要も出てきました。とにかく安全第一です。肩ノ小屋までは行けそうということで、長めの休息のあと全員で出発しました。

肩ノ小屋へ下る道と摩利支天山への道との分岐で目指す剣ケ峰が見えてきます。よ〜く見ると登山道には長蛇の列が。あの中学生たちの大集団です。写真は、それを唖然と見つめるわたしたち。

身体の調子が思わしくないと言われる女性2名は肩ノ小屋で待つことになりました。肩ノ小屋には数百名の中学生たちが順番を待っていました。わたしたちは彼らに混じって登らなくてはいけません。元気な彼らと登るペースが合う訳がないのですが。

先発して登ってきた別の学校の生徒たちともすれ違います。元気に挨拶してくれるのですが、途切れないその挨拶にいちいち応えるのは大変です。
普通なら60分と言われる肩ノ小屋〜剣ケ峰の所要時間は昼食時間を除いても大幅にかかってしまいました。
ガレた急登をなんとか歩ききると、朝日岳の鞍部に着きます。

ようやく気持ちのいい稜線歩きとなります。遠方の展望は残念ながらよくありませんでした。
とりあえず鞍部で昼食タイム。中学生たちの行列は続きます。

さあ、剣ケ峰まであと少し。
蚕玉岳(こだまだけ)をひと登り、ふたたび鞍部に下りると残るは剣ケ峰への最後の登りです。
頂上では記念撮影の順番待ちが起きていました。わたしたちより前に着いていた中学生たち(一クラスずつ)の写真撮りが終わったところで、存分に登頂記念写真を撮らせてもらいました。だっておじさんたちも頑張ったんだから(笑)。


下山は蚕玉岳鞍部まで下り専用の道を使います。

雲に被われてしまった北アルプスの展望は叶いませんでしたが、3000mの高さから眺める風景はやはり素晴らしいものです。

さて、夏の登山ツアーはこれで終了です。
秋は高山近辺の低山を登ります。時期はちょうど紅葉の季節。
10月30日>日本二百名山の位山、11月1日>原山から松倉山縦走の2コースです(中一日!)。
いずれも入山地点と下山地点を別の場所としました。そのため変化に富んだ登山が楽しめるはずです。
詳しいご案内までもう少しお待ちください。

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