八ヶ岳遠征その2
月末につき、ブログ更新ままなりません。不定期となっていますが、あしからず・・・。
飛騨に住んでいるので、北アルプスには比較的楽にアクセスできます。しかし他の山岳地帯となると、入山口まで時間もかかり気軽には行けません。
八ヶ岳は入山口まで高山市内から車で約3時間半。日帰りでなら、縦走より目的の山をしぼると無理がないでしょう。地元以外の山岳地帯を体験するには最適な地域と言えます。また関東・東海をはじめとした各地から大勢の登山者が訪れるのも納得できます。
今回は八ヶ岳の最高峰赤岳から横岳を経て、硫黄岳へと縦走(硫黄岳山荘に1泊)。なかでも赤岳から横岳奥の院までが険しい岩陵帯の連続です。奥の院直下には小同心と呼ばれる岩山があり、さらに硫黄岳へ進んだところには直下に大同心がそびえています。
大同心ではフリークライミングをする人がいたりして、この日は山荘に下りる斜面に咲くコマクサの群落越しに見えた大同心に人影を見ました。後で拡大してみてみると、ザイルを引く人がひとり立っていました。
赤岳天望荘ではヘリコプターによる荷送が行われていました。作業の最中は危険なため、山荘に近づいてはいけません。たまたま居合わせた場合は、建物の中に避難することになります。
横岳へ登る岩場から、赤岳を振り返りました。赤岳の右側の斜面にまっすぐ延びているのが文三郎道からの登山道です。横岳を縦断するこのコースは矢印による指示が少なく、ルートファインディングに気をつける必要があります。岩の取り付きを誤ると、よじ登るのに苦労することになります。
横岳の最後の難関、奥の院(左端)を過ぎてから見た風景(遠くに阿弥陀岳と中岳が見えます)。直下にある岩が小同心。右にそびえるのが大同心。大・小とも一般のコース上にはありません。クライミングが目的で登る人がほとんどで、その場合は直下の赤岳鉱泉からの登攀ルートを上り、取りつくことになります。わたしはもちろん登った経験はありませんが、クライミング初心者向けとのことで一度登ってみたい気も・・・(笑)。
大同心頂上に立つクライマー。ザイルを手にしているので、隠れて見えない向こう側には別なクライマーがいるのでしょう。
硫黄岳山荘へ向かう台座の頭から下の斜面にはコマクサが大群落を作っていました。シロバナのコマクサも咲いています。