飛騨沢の紅葉
槍平小屋の川を隔てた反対側に奥丸山があります。紅葉のピークを迎えていました。
その奥丸山の中崎尾根を眺めながら、飛騨沢までの紅葉狩り(実際のところモミジはそんなにありません)。
飛騨側から槍ケ岳の直下に広がる飛騨沢。
火山岩でおおわれた上部以外は、高山植物の自生地です。
初夏からお花畑に変身し、登山者の目を楽しませてくれます。
しかし10月になると、実を付けている植物もわずか。
背の高い木はなく、ナナカマドが赤く色づいていました。
標高2700mからの飛騨沢の眺め。絵の具をのせたパレットのよう。
背後の尾根は中崎尾根と西鎌尾根の分岐。
飛騨沢からは稜線に登りきるまで槍ケ岳を拝めません。
遠くから見ると崖のように見える最後の登りがきつく、まるで亀にでもなったようです。
槍平から槍ケ岳が見える感動の時まで約4時間(から3時間半)。
次回はいよいよ槍ケ岳です。