2010年02月10日
上高地スノートレッキング報告
上高地スノートレッキングツアー
入山日 2月7日(日)曇後晴れ
釜トンネル 8:13発〜釜トンネル出口 8:50〜林道分岐 8:50〜大正池ホテル 9:50発・大正池〜遊歩道〜田代湿原 10:45〜田代橋 11:22〜(梓川右岸)〜河童橋 11:50着<小梨平近くの梓川土手にて昼食タイム>〜出発 13:00〜(バスターミナル経由林道歩き)〜大正池 14:13着・休憩〜(大正池ホテルから林道を戻る)〜釜トンネル入口 15:40
前日からの大雪で出発からトラブル。若干遅れてホテルを出発しました。
雪が舞う中、凍結ぎみの国道158号線を釜トンネルへ。
ここ数年と比べて積雪はかなりのもの。トンネルの中まで吹き込んでいました。

雪を避け、トンネル内で入山準備。28名と人数が多いので、3つのグループに分け、各先頭と後尾にスタッフをつけて出発しました。

コースで唯一と言ってよい急斜面は釜トンネルの中。ガイドの大野さんのペースでゆっくりと歩いて行きました。
トンネルを抜けると、外はまだ雪が舞っていました。よく見ると東の上空がかすかに明るいことに気がつきました。
林道はトラック1台がやっと通れるだけの除雪がされていました。
何台か車がやってくるのでパスするのが大変です。何しろ除雪スペースに余裕がないのですから。除雪車がやってきて自動車と鉢合わせした時は見物でした。待避所確保のため除雪車がまわりの雪を除雪し始めたのです。
大正池に到着すると除雪は橋を渡って奥の作業道へ。

ここから先はたっぷりの雪の上を歩いて行きます。
大正池の全ぼうが見えてきましたが、霧のような雲に穂高は隠れていました。
大正池ホテルでトイレ休憩の後、いよいよスノーシューでトレッキングです。
ホテルの裏から大正池の河原へ下りました。すでに三脚を立てた人がいましたが、この天気ではシャッターはなかなか押せないようです。

私たちはというと、これから始るトレッキング体験にわくわくです。
遊歩道のコースを忠実にたどり、池のほとりにある木道を渡ります。昨年の閉山後に作られた手すりで、安全に歩くことができるようになっていました。

大正池の広い河原へ出て、思い思いに踏み跡をつけてみました。
15cmほど沈みますが、歩きにくいことはありませんでした。

大正池をあとに林の中へと。踏み跡は遊歩道ではなく、池の近くに沿ってつけられていました。ところどころ流れ込みにぶつかるので、雪の状態によっては踏み落ちないように気をつけます。

林の向こうに遊歩道のコースがあります。
途中で遊歩道に合流。田代池へと向かいました。
予定では田代湿原に踏み込むことにしていましたが、雪の状態がつかめずガイドの判断で中止しました。
田代池で休憩のあと、昨年に進入禁止の立て札があった湿原を回り込み、遊歩道へ合流し梓川沿いのコースを進みました。林道コースは途中から踏み跡がないので、ラッセルすることになるかもしれません。
田代橋に到着。

田代橋から見る梓川の風景は、今年の雪が多いことがよ〜く分ります。
穂高の展望がないので、距離の短い左岸ではなく、霞沢岳が展望できる右岸を選びました。
踏み跡をたどりましたが、雪が多いのでスノーシューは大活躍。
ウェストン碑のそばで、白樺の幹や枝の皮をむさぼる猿の群れに遭遇しました。

河童橋に到着しましたが、穂高連峰だけでなく焼岳も見ることはできませんでした。
一同がっかりですが、午後からに期待することに。

小梨平へ向い、梓川河畔のベンチへ。ここで昼食です。
ビジターセンターの向いに冬季トイレがあるので、河原からトイレまで雪を踏んで通路を作っておきました。
午後1時過ぎ、展望がないまま河童橋を後にしました。
帰りは夏には観光バスが行き交う林道をコースに選びました。
バスターミナルを経由して、ちょっとした壁のようになった雪の通路を歩いて行きました。

途中で振り返ると、林道の間から穂高が見え始めていました。
大正池の手前から林道をはずれて、河原に下りました。
焼岳が姿を見せていました。
そして河原からは穂高連峰が顔をのぞかせていました。

霞沢岳と六百山が深い青空にそびえていました。

皆さん、その姿に大感激。まさにご褒美です。
少し長めの休憩をとり、心行くまで大自然の中で気持ちの良い時間を楽しみました。
帰途振り返った風景は、上高地への憧れを満たすものでした。

上高地スノートレッキングは来年度も実施いたします。
どうぞご期待ください。
入山日 2月7日(日)曇後晴れ
釜トンネル 8:13発〜釜トンネル出口 8:50〜林道分岐 8:50〜大正池ホテル 9:50発・大正池〜遊歩道〜田代湿原 10:45〜田代橋 11:22〜(梓川右岸)〜河童橋 11:50着<小梨平近くの梓川土手にて昼食タイム>〜出発 13:00〜(バスターミナル経由林道歩き)〜大正池 14:13着・休憩〜(大正池ホテルから林道を戻る)〜釜トンネル入口 15:40
前日からの大雪で出発からトラブル。若干遅れてホテルを出発しました。
雪が舞う中、凍結ぎみの国道158号線を釜トンネルへ。
ここ数年と比べて積雪はかなりのもの。トンネルの中まで吹き込んでいました。

雪を避け、トンネル内で入山準備。28名と人数が多いので、3つのグループに分け、各先頭と後尾にスタッフをつけて出発しました。

コースで唯一と言ってよい急斜面は釜トンネルの中。ガイドの大野さんのペースでゆっくりと歩いて行きました。
トンネルを抜けると、外はまだ雪が舞っていました。よく見ると東の上空がかすかに明るいことに気がつきました。
林道はトラック1台がやっと通れるだけの除雪がされていました。
何台か車がやってくるのでパスするのが大変です。何しろ除雪スペースに余裕がないのですから。除雪車がやってきて自動車と鉢合わせした時は見物でした。待避所確保のため除雪車がまわりの雪を除雪し始めたのです。
大正池に到着すると除雪は橋を渡って奥の作業道へ。

ここから先はたっぷりの雪の上を歩いて行きます。
大正池の全ぼうが見えてきましたが、霧のような雲に穂高は隠れていました。
大正池ホテルでトイレ休憩の後、いよいよスノーシューでトレッキングです。
ホテルの裏から大正池の河原へ下りました。すでに三脚を立てた人がいましたが、この天気ではシャッターはなかなか押せないようです。

私たちはというと、これから始るトレッキング体験にわくわくです。
遊歩道のコースを忠実にたどり、池のほとりにある木道を渡ります。昨年の閉山後に作られた手すりで、安全に歩くことができるようになっていました。

大正池の広い河原へ出て、思い思いに踏み跡をつけてみました。
15cmほど沈みますが、歩きにくいことはありませんでした。

大正池をあとに林の中へと。踏み跡は遊歩道ではなく、池の近くに沿ってつけられていました。ところどころ流れ込みにぶつかるので、雪の状態によっては踏み落ちないように気をつけます。

林の向こうに遊歩道のコースがあります。
途中で遊歩道に合流。田代池へと向かいました。
予定では田代湿原に踏み込むことにしていましたが、雪の状態がつかめずガイドの判断で中止しました。
田代池で休憩のあと、昨年に進入禁止の立て札があった湿原を回り込み、遊歩道へ合流し梓川沿いのコースを進みました。林道コースは途中から踏み跡がないので、ラッセルすることになるかもしれません。
田代橋に到着。

田代橋から見る梓川の風景は、今年の雪が多いことがよ〜く分ります。
穂高の展望がないので、距離の短い左岸ではなく、霞沢岳が展望できる右岸を選びました。
踏み跡をたどりましたが、雪が多いのでスノーシューは大活躍。
ウェストン碑のそばで、白樺の幹や枝の皮をむさぼる猿の群れに遭遇しました。

河童橋に到着しましたが、穂高連峰だけでなく焼岳も見ることはできませんでした。
一同がっかりですが、午後からに期待することに。

小梨平へ向い、梓川河畔のベンチへ。ここで昼食です。
ビジターセンターの向いに冬季トイレがあるので、河原からトイレまで雪を踏んで通路を作っておきました。
午後1時過ぎ、展望がないまま河童橋を後にしました。
帰りは夏には観光バスが行き交う林道をコースに選びました。
バスターミナルを経由して、ちょっとした壁のようになった雪の通路を歩いて行きました。

途中で振り返ると、林道の間から穂高が見え始めていました。
大正池の手前から林道をはずれて、河原に下りました。
焼岳が姿を見せていました。
そして河原からは穂高連峰が顔をのぞかせていました。

霞沢岳と六百山が深い青空にそびえていました。

皆さん、その姿に大感激。まさにご褒美です。
少し長めの休憩をとり、心行くまで大自然の中で気持ちの良い時間を楽しみました。
帰途振り返った風景は、上高地への憧れを満たすものでした。

上高地スノートレッキングは来年度も実施いたします。
どうぞご期待ください。
Posted by tozan at 19:10│Comments(6)
│ツアーのご案内
この記事へのコメント
私も、冬の上高地大好きです。
今シーズンは年末に行ってきました。
冬は静かでいいですね。
今シーズンは年末に行ってきました。
冬は静かでいいですね。
Posted by 黒雷鳥 at 2010年02月10日 21:24
黒雷鳥さん、おはようございます。
人で込むシーズン中の上高地よりも、冬の方が好みだったりします。少なくとも休日は避けたい場所になってしまいました。
実は個人的にもう一度のんびり出かけたいと密かに思っています。一眼レフを携えて・・・。
人で込むシーズン中の上高地よりも、冬の方が好みだったりします。少なくとも休日は避けたい場所になってしまいました。
実は個人的にもう一度のんびり出かけたいと密かに思っています。一眼レフを携えて・・・。
Posted by tozan at 2010年02月11日 08:47
一眼持っていってくださいね!
レンズを温める
カイロを沢山
持っていってくださいね。
レンズを温める
カイロを沢山
持っていってくださいね。
Posted by 黒雷鳥
at 2010年02月11日 12:44

黒雷鳥さん、替えの電池も持って行きます。
天気のよっては傘も持って行こうかな。
一ヶ所で粘らない方なので、三脚は置いて行きます。
天気のよっては傘も持って行こうかな。
一ヶ所で粘らない方なので、三脚は置いて行きます。
Posted by tozan at 2010年02月11日 22:32
こんにちは。先日、上高地トレッキングツアーでお世話になった伊藤です。あまり登山・トレッキング経験のない私ですが、大変思い出深い経験をさせていただき感謝しております。また、ブログを読ませていただきましたが、上高地の他にもたくさんの山歩きツアーが企画されているんですね。機会があればまた参加させていただきたいと思っておりますので宜しくお願いします。
P.S.私のブログにこのページのリンクを張らせていただいてもよいでしょうか?
P.S.私のブログにこのページのリンクを張らせていただいてもよいでしょうか?
Posted by ito at 2010年02月12日 20:32
itoさん、先日はありがとうございました。
リンク先のブログ(?)が英文でびっくりいたしました。
ぜひリンクをお願いいたします。・・・想定外でしたのでバナーが用意してありません。申し訳ないです。
今年は3月の乗鞍高原のあと、2010〜11年度の新しいラインナップを組んでおります。
入山日が確定しているツアーは4月21日(水)の「残雪の福地山」と6月27日(月)の「西穂高丸山」です。
どちらもブログで個人山行やツアー山行記事を記載しています。
休日の催行でないため、都合がつかないこともあると思いますが、ご参加頂けるとうれしい限りです。
当ブログにもたまにはお立ち寄りください。
今回はありがとうございました。
リンク先のブログ(?)が英文でびっくりいたしました。
ぜひリンクをお願いいたします。・・・想定外でしたのでバナーが用意してありません。申し訳ないです。
今年は3月の乗鞍高原のあと、2010〜11年度の新しいラインナップを組んでおります。
入山日が確定しているツアーは4月21日(水)の「残雪の福地山」と6月27日(月)の「西穂高丸山」です。
どちらもブログで個人山行やツアー山行記事を記載しています。
休日の催行でないため、都合がつかないこともあると思いますが、ご参加頂けるとうれしい限りです。
当ブログにもたまにはお立ち寄りください。
今回はありがとうございました。
Posted by tozan at 2010年02月13日 15:03