2009年05月11日
春を迎えた白木峰
岐阜県と富山県の県境にある山の一つ、白木峰。
アプローチとなる万波平への林道が通行できるようになりました。
白木峰(しらきみね)
岐阜県飛騨市宮川町・富山県富山市八尾町
標高1596m(入山口 約1160m、標高差 約436m)歩行距離約8.6km(往復)
入山日 5月10日(日)快晴
行程 宮川町打保(農協横を神社方向へ入る)〜林道〜万波峠〜万波平〜小坂谷〜入山口着<8:00>〜入山<8:15>〜登山口〜小白木峰<9:06>〜白木峰尾根下(階段)<10:10>〜白木峰頂上<10:48>・休憩〜下山<12:05>〜入山口<14:20>
所要時間 6時間5分(歩行時間4時間48分)
高山を出たのが6時すぎ、約2時間弱で入山口に着きました。
打保集落から始る林道には、渓流釣りの車や山菜採りの車が停っていました。その多くは富山ナンバー。ここは富山県かと錯覚するくらい。八尾町から国道360号線で来れば、むしろ高山市内からより早く着きます。当然といえば当然でした。
万波平に着いて舗装された農道を道なりに。やがて用水路を渡る場所に来ると山間に金剛堂山が見えてきます。

用水路に沿って金剛堂山の見える方向に進みます。ここからは舗装は所々のみとなり、途中の建物の屋根から落ちた雪の山が行く手をふさぎますが、河原に迂回路があり問題なく通過できます。
国道472号線に合流する林道との分岐点。ゲートが締まっており進行できません。
入山口は分岐右の小坂谷に入り、車で渓流沿いを雪で道がふさがれた地点まで行くことができました。実はここが無雪期の駐車スペースで、入山口はすぐそこでした。

岩がひとつ駐車スペースに転がっていて(写真に写っています)、重くて動かせませんでした。したがって停められる車は2〜3台。3台目は少し停めるのに苦労するかも。できれば岩の手前に停める人は帰る方向に車を反転させ、バックで岩にできるだけ近づけておくと後から来る車にスペースを1台分空けてあげられるでしょう。
支度をしてゲートを越えて林道を歩きます。

しばらくすると途中で登山口の標識が現れます。
登山道沿いにはショウジョウバカマが咲いていました。木々の新緑はまだこれから。
急登が始り、雪が残っている所もまだありました。しかし消えてしまうのも時間の問題でしょう。
ほどなく小白木峰の平原のような尾根に着き、国道472号線からの登山道との合流点に。
後方に金剛堂山を背負いながら広い高原のような矮小潅木帯の中を北東へ歩いていきます。
その道の途中に小白木峰の頂上があるのですが、三角点がなければそれとは分らないでしょう。

前方に白木峰が見えています。
三角点を過ぎてすぐ、北東面の斜面に出るのですが、ここはまだ雪がたっぷり残っていました。
尾根を降りる際、北西方向にもうひとつ目立つ尾根があるのでちょっとためらいます。

白木峰を目指して下りれば間違うことはありませんが、できれば地形図で尾根筋を確認すると安心できます。
ここからは長い尾根歩きです。何度も登り返します。登山道も雪に隠れていることがあり、登山道を探しながら進みます。
ゆるんできた雪の下からいきなり幹が飛び出てくることがあるので気をつけましょう。
一度ならず恐い思いをしました。
目の前に階段が現れたら、一安心。

登ったその先には白木峰の開放的な尾根歩きが待っています。

振り返れば、歩いてきた尾根が一望できます。

地蔵が安置されたピークに到着。三角点もあります。

したがってここが白木峰の頂上だと思うのですが、「岐阜県の山」(山と渓谷社)ではもうひとつ先のピークを頂上としています。

こちらには立派なテーブルと椅子があり、テーブルは同定板になっていました。
富山県側には池塘群がありますが、一部を除き雪がかぶっていました。

富山からの登山者もいました。雪渓のトラバースなど危険個所があったとのことでした。
時間も飛騨側にくらべて多くかかったそうです。
登山道には植物が開花時期を迎えていました。

まず目立つのはショウジョウバカマ。そしてミツバオウレンも多く、どちらも群生といえるくらい咲いています。
これから咲くのはツバメオモト。

登山道にも顔を出していますので踏みつぶさないように気をつけて。
下山時に、小白木峰の分岐で飛騨森林管理署のパトロールをしている人たちに会いました。
登山者が多くなる時期を前に、山の様子を確認されていました。
登山者のマナーを求めるチラシもいただきました。そう言えば、このあたりは国有林ですね。
5月下旬になれば、登山道の雪もほとんど解けてしまうでしょう。
新緑と花、そして展望が楽しめる白木峰への登山です。
アプローチとなる万波平への林道が通行できるようになりました。
白木峰(しらきみね)
岐阜県飛騨市宮川町・富山県富山市八尾町
標高1596m(入山口 約1160m、標高差 約436m)歩行距離約8.6km(往復)
入山日 5月10日(日)快晴
行程 宮川町打保(農協横を神社方向へ入る)〜林道〜万波峠〜万波平〜小坂谷〜入山口着<8:00>〜入山<8:15>〜登山口〜小白木峰<9:06>〜白木峰尾根下(階段)<10:10>〜白木峰頂上<10:48>・休憩〜下山<12:05>〜入山口<14:20>
所要時間 6時間5分(歩行時間4時間48分)
高山を出たのが6時すぎ、約2時間弱で入山口に着きました。
打保集落から始る林道には、渓流釣りの車や山菜採りの車が停っていました。その多くは富山ナンバー。ここは富山県かと錯覚するくらい。八尾町から国道360号線で来れば、むしろ高山市内からより早く着きます。当然といえば当然でした。
万波平に着いて舗装された農道を道なりに。やがて用水路を渡る場所に来ると山間に金剛堂山が見えてきます。

用水路に沿って金剛堂山の見える方向に進みます。ここからは舗装は所々のみとなり、途中の建物の屋根から落ちた雪の山が行く手をふさぎますが、河原に迂回路があり問題なく通過できます。
国道472号線に合流する林道との分岐点。ゲートが締まっており進行できません。
入山口は分岐右の小坂谷に入り、車で渓流沿いを雪で道がふさがれた地点まで行くことができました。実はここが無雪期の駐車スペースで、入山口はすぐそこでした。

岩がひとつ駐車スペースに転がっていて(写真に写っています)、重くて動かせませんでした。したがって停められる車は2〜3台。3台目は少し停めるのに苦労するかも。できれば岩の手前に停める人は帰る方向に車を反転させ、バックで岩にできるだけ近づけておくと後から来る車にスペースを1台分空けてあげられるでしょう。
支度をしてゲートを越えて林道を歩きます。

しばらくすると途中で登山口の標識が現れます。
登山道沿いにはショウジョウバカマが咲いていました。木々の新緑はまだこれから。
急登が始り、雪が残っている所もまだありました。しかし消えてしまうのも時間の問題でしょう。
ほどなく小白木峰の平原のような尾根に着き、国道472号線からの登山道との合流点に。
後方に金剛堂山を背負いながら広い高原のような矮小潅木帯の中を北東へ歩いていきます。
その道の途中に小白木峰の頂上があるのですが、三角点がなければそれとは分らないでしょう。

前方に白木峰が見えています。
三角点を過ぎてすぐ、北東面の斜面に出るのですが、ここはまだ雪がたっぷり残っていました。
尾根を降りる際、北西方向にもうひとつ目立つ尾根があるのでちょっとためらいます。

白木峰を目指して下りれば間違うことはありませんが、できれば地形図で尾根筋を確認すると安心できます。
ここからは長い尾根歩きです。何度も登り返します。登山道も雪に隠れていることがあり、登山道を探しながら進みます。
ゆるんできた雪の下からいきなり幹が飛び出てくることがあるので気をつけましょう。
一度ならず恐い思いをしました。
目の前に階段が現れたら、一安心。

登ったその先には白木峰の開放的な尾根歩きが待っています。

振り返れば、歩いてきた尾根が一望できます。

地蔵が安置されたピークに到着。三角点もあります。

したがってここが白木峰の頂上だと思うのですが、「岐阜県の山」(山と渓谷社)ではもうひとつ先のピークを頂上としています。

こちらには立派なテーブルと椅子があり、テーブルは同定板になっていました。
富山県側には池塘群がありますが、一部を除き雪がかぶっていました。

富山からの登山者もいました。雪渓のトラバースなど危険個所があったとのことでした。
時間も飛騨側にくらべて多くかかったそうです。
登山道には植物が開花時期を迎えていました。

まず目立つのはショウジョウバカマ。そしてミツバオウレンも多く、どちらも群生といえるくらい咲いています。
これから咲くのはツバメオモト。

登山道にも顔を出していますので踏みつぶさないように気をつけて。
下山時に、小白木峰の分岐で飛騨森林管理署のパトロールをしている人たちに会いました。
登山者が多くなる時期を前に、山の様子を確認されていました。
登山者のマナーを求めるチラシもいただきました。そう言えば、このあたりは国有林ですね。
5月下旬になれば、登山道の雪もほとんど解けてしまうでしょう。
新緑と花、そして展望が楽しめる白木峰への登山です。
Posted by tozan at 19:29│Comments(0)
│登山レポート