スポンサーリンク

この広告は一定期間(1ヶ月以上)更新のないブログに表示されます。
ブログ記事の情報が古い場合がありますのでご注意下さい。
(ブログオーナーが新しい記事を投稿すると非表示になります。)
  

Posted by at

2015年09月07日

新穂高ロープウェイ 登山上り特別便

グリーンツアーでも度々利用させていただいてる、新穂高ロープウェイですが、今期は朝6時より運行をしている日程があります。
西穂高へゆとりのある行程で山歩きを楽しめますので是非、ご活用ください。


【実施日】
9月…5日(土)6日(日)12日(土)13日(日)19日(土)20日(日)21日(月)
22日(火)23日(水)26日(土)27日(日)
10月…3日(土)4日(日)9日(金)10日(土)11日(日)12日(月)
【始発時間】
第2ロープウェイ上り便 朝6時始発
※第1ロープウェイは通常の始発時間となります。

新穂高ロープウェイ
http://shinhotaka-ropeway.jp/  

Posted by tozan at 13:00Comments(0)登山よもやま

2014年01月11日

「始める!スノーシュー」

 今年も恒例の上高地スノートレッキングまでもう少しです。初めてスノーシュを履かれる方向けのガイドブックを見つけましたのでご紹介します。

 ビギナーから楽しめる全国各地のコースガイドや用具、ハウツーなどが網羅されています。持って行くものが今ひとつわからない。スノーシュについてもうちょっと知りたい方には最適です。是非近くの本屋さんで見て下さい。


  

Posted by tozan at 11:31Comments(0)登山よもやま

2012年05月30日

ひめ竹採り

 さて、入梅を前に落ち着かない天気が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日管理人は、高山市の郊外へひめ竹(根曲がり竹)を採りに行ってきましたので、ちょっと変わった登山のレポートとさせて頂きます。
 このひめ竹採り、なかなかハードなようで管理人も朝市のおばさんたちから散々脅かされて出かけました。曰く、熊や蛇に気をつけないよ!、採ってきても三分の二は捨てるやで割に合わんさ等々。

 当日は師匠について恐る恐る山へ入りました。管理人の師匠は喜寿を過ぎていて、幸いそれほどハードな場所へは行きませんでしたが、竹やぶを掻き分けながらの竹の子採りは正直腰に来ます。

 採った竹の子は家に帰るとすぐに茹でて皮を剥きます。あらかじめ硬いところを切り落として捨てるのですが、剥いているうちにさらに小さくなって三分の二どころか20%位になります。写真真ん中がこれから剥く茹でたもの、右側が剥いたもの、一番上はごみ入れです。

 皮剥き作業は延々と続き、途中で師匠の奥様が朴葉ずしを差入れてくださいました。剥きたての竹の子に酢味噌を付けて、しばし至極の時です。

 最後は次の日のお弁当です。
 これまた朝市のおばさんの話によれば、昔高山の旦那衆がひめ竹採りに山へ行き、その苦労を知ってからは決して朝市で竹の子を値切ることはなかったそうです。飛騨に生まれながら管理人には初めての経験でしたが、大変貴重な体験でした。皆様も機会がありましたらぜひ。また、朝市で竹の子は値切らないで下さい(笑)

 さて、話題変わってグリーンツアーでは西穂丸山を募集中です。ツアー詳細はリンクからどうぞ。


 展望に優れた比較的初心者向きのコースです。ご参加お待ちしています。  

Posted by tozan at 23:19Comments(0)登山よもやま

2010年06月13日

穂高岳山荘さんのブログ記事

今日の奥穂高岳で痛ましい遭難死亡事故の遺体回収が行われました。
おととい68才の男性が涸沢から奥穂高岳を往復する途中のザイテングラードで滑落された模様です。
本日この事故について穂高岳山荘(正確には小屋番で映像作家)のブログに記事がアップされました。
>>Hachi Productionブログ「ぼちぼちいこか」(6/13の記事)

登山を始めて間も無い、あるいはこれから北アルプス登山にステップアップする登山愛好家には、この記事をぜひお読み頂きたくご紹介しました。
なぜなら、この事故は装備を万全にすることで防げたかもしれないからです。

登山ツアーを催行する際、もっとも気掛かりなのは事故や病気のトラブルです。
当ツアーが企画するのは初級者向けの比較的安全なものばかりです。それでもトレッキングについての最低限の知識や装備は必要です。
そのためツアーにお申し込み頂いた方にはトレッキングのしおりを送らせていただいています。A4サイズの簡単なものですが、これをお読み頂き準備していただくだけで安全で楽しいトレッキングに近づけるはずです。

山好きの方の遭難にはいつも心が痛みます。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。  

Posted by tozan at 23:07Comments(2)登山よもやま

2010年02月03日

KONGさんへ・・・アンサー!

さっき訪れたKONGさんのブログ。
出てました、あの祠。すごい雪ですね。

今日の天気予報が雪マークだらけでしたが、予想に反して時々晴れ間も出てたので、展望もなかなか良かったのでは。
F町のU地区から入ってO峠・・・だったら、スキー山行?
積雪期の山行レポートが楽しみです。
ちなみに無雪期の祠なら、わたしでも撮ってます。
  

Posted by tozan at 22:19Comments(0)登山よもやま

2010年01月10日

明日は久しぶりの山登り

ブログになかなか登山レポートをアップしないのは、行けてないからです。
正月三が日が明けて早や1週間、体もなまり、呼吸器系のトレーニングもしないまま過ぎてしまいました。
ここらでひとつ行っておかなければ。

今年の冬はここ数年と違い雪がよく降ります。
山の雪は大量に積もっているはず。
年明けの寺地山遭難は、その警鐘と捉えるべきでしょう。
ラッセル覚悟で出かけても、思いの外大変なことはよくあります。そんな時に備えてスノーシューやワカン、スコップを装備に加えると荷物が重くなります。
また風の通る場所では、雪が硬くなり時には凍っていることも。
稜線では低山でも雪庇が張り出しています。
アイゼンに雪が付き、高下駄のようになってしまうので、ピッケルで叩いて落としながら歩くこともあります。
雪の山は無雪期と違う歩き方をしなくてはなりません。

でも心配ばかりしていては、雪山に出かけられません。
そんな苦労に報いてくれる楽しみがたくさん待っているはずです。

今日はKONGさんで新しい冬用の登山靴を購入してきました。
試し履きも兼ねて、明日は福地山に行って来ようと思っています。
今年は雪が多いので、ここ数年の経験はあまり当てになりません。
多分、無然平を過ぎた辺り(上高地と同じくらいの標高1500mくらい)から雪山特有の厳しさ(霧氷などの美しさ)が始るのではないでしょうか。
天候は曇時々晴れ。展望は期待できないかもしれません。


*******************************************
上高地スノートレッキングツアー
2月7日(日)入山
乗鞍高原スノートレッキングツアー
3月21日(日)入山
詳しいご案内は「高山グリーンツアー」をご覧ください。  

Posted by tozan at 21:07Comments(3)登山よもやま

2009年12月15日

新穂高ロープウェイから

冬を迎えた新穂高ロープウェイは、ひと頃にくらべ観光客も少なくなりました。
13日に乗車した際も、日曜でしたが混雑していませんでした。
ゴールデンウィークや夏場、そして紅葉シーズンなど、窓際に陣取ることができないと外に広がる景色は見えません。

春のメンテナンス期間をのぞき年中無休の新穂高ロープウェイは、わたしのいち押し観光スポットです。一年の中でもおすすめなのが実は冬場。
ゆっくり窓の外を眺められる上に、とにかく風景がすばらしい。
登山をしない方、あるいは冬山を登らない方にとっては、その風景はまさに別世界。

先日は雲の中を上っていったロープウェイが、新穂高口駅に到着する直前に雲の上に抜け、いきなり大展望。
乗り合わせた人たちは大騒ぎになりました。
上りの際は一気に標高2000m越えをするロープウェイならではのサプライズです。。

正面真ん中に見えるのが槍ケ岳。
ちなみにこの写真は帰りの際に撮ったもので、この時は雲の中に入っていた新穂高口駅から下りてきて雲の下に出たために見えた、行きとは逆のサプライズでした。

晴れの日の冬は、遠方までくっきりと展望できる季節です。
機会があれば冬の新穂高ロープウェイにぜひ乗車してみてください。  

Posted by tozan at 22:37Comments(0)登山よもやま

2009年12月12日

飛騨山岳会 新春山岳講演会

今日は冬に向けてKONGさんでショッピング。
モンベルのアンダーウエア上下などを購入しました。
来週はようやく雪が本格的に降りそうです(山にですが・・・)。

その際、お店で講演会の案内チラシをもらいました。
それは飛騨山岳会主催の講演会「七大陸最高峰登頂の表と裏」。果たして表と裏とは・・・?
講師は今年エベレストに登頂し、これで七大陸最高峰すべての登頂に成功した、高山市にある久美愛病院医師の「篠崎純一」先生です。
その山行記録の数々は篠崎先生自身のホームページ「婦日の山と仕事報告」に詳しく、ぜひ一度ご覧いただければと思います。
●講演会
日時 2010年1月9日(土) 午後4時から
場所 煥章館(高山市立図書館)1階会議室
入場無料(定員になり次第締切り)

ちなみに篠崎先生のテレマークスキー記録が「岳人」12月号(現在発売中)に掲載されています。  

Posted by tozan at 22:38Comments(0)登山よもやま

2009年10月09日

北アルプスに初雪

先日のKONGさんのブログで、南岳小屋からの降雪予想記事を読み、今朝いくつかの山小屋ライブカメラを覗いてみました。
予想的中です。
薄くではありますが、ライブカメラの映像には雪が積もっていました。
まずは南岳のライブカメラ<from南岳小屋>
そして槍ケ岳のライブカメラ<from槍ケ岳山荘>

残念ながら笠ケ岳山荘のライブカメラは小屋閉めのため取り外されてしまいました。
また新穂高ロープウェイのライブカメラは、今のところ(午前10時半)現地が降雨のため笠ケ岳を見ることができません。
高山市上空は快晴なのに、山の天気はやはり違います。

個人的な話で恐縮ですが、台風一過を狙い、今週は燕岳へ行く予定です。
蝶ケ岳、常念岳とつづき信州の山を3週にわたり楽しむつもり。
台風の後で紅葉はあまり期待できないようですけど・・・。

来週の日曜日(10月18日)は、いよいよ高山グリーンツアー「川上岳」を行います。

写真は07年10月10日の川上岳。紅葉が本格的に始ったドウダンツツジの登山道です。
ちょっとドウダンツツジのトンネルをくぐるように通る道になります。
まだお申し込みいただけます。
詳しくは高山グリーンツアー「川上岳」のページをご覧ください。
今年は紅葉の動きが早そうです。開催日の10月中旬のはピークを迎えているかもしれません。

もうひとつ高山グリーンツアーでは「位山」トレッキングを予定しています。
こちらのコースは多くの高山市民や登山愛好家におなじみということもありツアーで登る山と思われていないのかもしれません。
実は催行可能人数に達していないため、現在のところ催行が危ぶまれています。
しかし高山グリーンツアーでは、その特性を活かしてコースを設定しました。
入山口をダナ平林道の駐車場から、そして下山口をモンデウススノーパークにしました。
これにより、個人ではどちらかの入山口からの往復となるところを、ダナ平からの巨石群と大奈山経由のブナ林歩きを一編に楽しむことができます。

登山道脇に立つ光岩。
登山道が整備され、初心者でも安心して歩けるようになりました。

大奈山のブナ林。
こちらのルートは展望ポイントが整備されました。
森を抜けたスキー場ゲレンデ上部からは、秋晴れのもと乗鞍岳や穂高連峰が展望できます。
ここにもバイオトイレが新設されました。
詳しくは高山グリーンツアー「位山」をご覧ください。  

Posted by tozan at 10:40Comments(0)登山よもやま

2009年09月29日

涸沢は紅葉のピーク!らしい

今日の中日新聞朝刊に涸沢カールの記事が載っています。
KONGさんのブログで、その情報を読んではいたのですが、ちょっと半信半疑でした。
でも本当だったのですね〜。
27日に蝶ケ岳から見た涸沢カールは、そんな様子ではなかったものですから。

屏風岩の岩肌もまだ紅葉しているようには見えませんでしたし・・・。

天気が良い日を狙ってまたでかけたい。
あと1週間が北アルプスの紅葉の見ごろだそうです。  

Posted by tozan at 19:18Comments(0)登山よもやま

2009年08月02日

登山靴にカビが生えるぞ!?

実際にはカビは生えていません。
でも生えそうです。
今年は冷夏どころか夏が来ないかもしれないという恐怖(?)で、背筋が寒い。

山に雨は付きもの、ですが夏山とは言えない状況にめげて、すっかり出不精になってしまいました。
立てていた山行計画も一から見直しです。

登山者の減少に山小屋の経営も大変な事態だと聞いています。
特に登山シーズンにむけて大量に備蓄した食料が使えず、無駄になる可能性も・・・。
普段はテント泊の人も、この夏は小屋泊まりに変更してみるのはいかがか(笑・・・いや真面目な話)。

明日は久しぶりに天気が回復。しかし長くは続かないみたいです。
気象庁の48時間予報図を見ると、フィリピン沖に停滞していた熱帯低気圧(TD)がゆっくり北上しているように思えました。
もしこのTDが台風になり北上すると、その後に夏がやってくるかもね!?
・・・そんな勝手な予想は別として、今後の天候は変わりやすいので入山を予定している方はお気をつけください。

おまけです。西穂高山頂からの展望。
夏が待ち遠しい。


高山グリーンツアーではこの夏に西穂高岳独標登山(8月23日入山)を行います。※注)写真のような槍ケ岳が見える展望は西穂高頂上まで行かないと得られません
すでに催行可能人数に達していますので、今回は天候さえ問題なければ実施できます。楽しみです!
また初秋の焼岳登山(9月6日入山)のお申し込みも受付を開始しました。
詳しくは「高山グリーンツアー」のページをご覧ください。  

Posted by tozan at 19:24Comments(0)登山よもやま

2009年07月21日

続・梅雨明けはいつ?

海の日の昨日、個人的な用があったのでわさび平のわさび平小屋まで行ってきました。
高山市内の家を出たのは午前7時半頃。新穂高温泉にある登山者用無料駐車場を利用するには遅すぎる出発でした。例年、海の日には駐車場は満車で、路肩にまで車があふれているからです。
しかし着いてみると駐車場に数台の空きがあり、ちょっと拍子抜けしました。
やはり梅雨明けが遅れていることが影響しているのでしょう。
昨日は朝から晴れており、久しぶりの好コンディションでした。

5月5日に来た時は、雪崩れが林道をおおっていた場所(岩小舎沢下)もご覧の通り。
山の方は夏を迎えています。

左俣の林道を歩き、1時間後には笠新道の登山口に到着。
せっかくなので笠新道を穂高連峰の展望がよくなる1900m位まで登ってきました。
途中20分ほど登ったところで、笠ケ岳小屋泊まりの登山者数人とすれ違いました。
早い人は6時頃に小屋を出て、10時半頃には登山口まで下山する計算です。
その後も数十人の方とすれ違いました。

1800mを過ぎた辺りから展望が良くなりました。
笹と低潅木が多くなり、さすがに笠ケ岳は見えませんが、東の飛騨山脈が一望できました。

乗鞍から焼岳。

丸山から独標への斜面に西穂高岳、さらに奥穂高。別の場所では北穂から南岳までも見ることができます。
さらに登れば杓子平にたどり着き、お花畑が見られるはずですが、時間がないので戻ってきました。


ニッコウキスゲ。登山道脇の他、笹の斜面にも群生していました。


樹林帯の中でササユリが咲いていました。この辺りの斜面にひっそりと群生しているのかもしれません。

まだしばらくはカラッとした夏山にはなりそうもありません。
くれぐれも雨対策をお忘れなく。  

Posted by tozan at 19:17Comments(0)登山よもやま

2009年07月18日

梅雨明けはいつ?

飛騨地方は今日も雨です。梅雨だから当然ですが。
しかし日本列島に近づく台風が少ないことも気になります(梅雨らしくない)。
この不安定な気象状況は何年も前からじわじわと進み、ここ数年で顕著になりました。
梅雨明けから10日間が夏山の最適日という登山者の常識が通用しなくなったとも言われています。

関東地方は例年より早く梅雨明け宣言しましたが、結局は雨天が続き天候が回復するのは20日以降になりそうです。
それに比べ高山市を含め、東海地方の梅雨明けは現在のところ先が見えません。週間天気予報では、来週いっぱいぐずついた天気になるとしています。
北アルプスの稜線では、雷が発生する確率が高くなりますので、入山する方はお気をつけください。計画段階から逃げ道(できれば逃げ込める山小屋)を確保しておくと安心です。

先日起きた北海道トムラウシ山の遭難。
2002年7月に同じコースでよく似た遭難が起こっていました。

その事故は「ドキュメント気象遭難」(羽根田治著・山と渓谷社)で検証されています。このシリーズは登山における遭難事故を詳しくドキュメントで検証し、遭難は登山者の誰にでも起こりうると教えてくれます。だから未然に遭難を防ぐ「時」と「判断」が重要だとも。

この時はベテランの女性登山愛好家4人(うち1名死亡)グループとガイド引率のツアーパーティー8人(うち1名死亡)が遭難しましたが、今回の遭難事故は亡くなられた人数の多さから見ても前代未聞です。
2度目の脱落者が出た時に、なぜ残りの参加者は出発した避難小屋に戻らなかったのか。これから検証されていくことと思いますが、大変残念で痛ましい事故でした。

20日の海の日は、梅雨の中休み(曇時々晴れ)と予想されています。
例年、人気の山が登山者で混雑する日とも言われています。
楽しい山旅をぜひ無事にお過ごしください。  

Posted by tozan at 20:07Comments(0)登山よもやま

2008年11月12日

松倉城趾から大展望

久しぶりに飛騨高山は快晴に。
秋の松倉山は今が紅葉の終わり。落葉松が黄色く色づくころです。

先日の高山グリーンツアー「原山・松倉山縦走」では、晴れたものの山並みの展望はいまひとつでした。しかし今日は素晴らしい大展望が広がりました。

そこでふたたび松倉山へ。場所はもちろん松倉城趾。ここは原山のトレッキングコースと同様に整備が進んでいます。笹刈りやかつて二ノ丸にあった案内板を利用したテーブルが設置されていました。
今日は遊歩道を上ってくる市民が少なからずいました。ロンドンから観光に来たというイギリス人カップルも。ここは意外にも欧米からの観光客に人気があるようです。

石垣に沿って遊歩道を上り、最初に見ることができるのは御嶽山。展望地の表示板には東南角櫓跡とあります。櫓(やぐら)は見張り台のことで、東南にある越後谷からの敵襲に備えていました。


本丸からは乗鞍はもちろん、焼岳、穂高連峰から槍ケ岳、そして笠ケ岳などがぐるりと展望できます。

写真の飛騨山脈。右奥に穂高連峰から槍ケ岳、左手前には笠ケ岳。城跡のまわりの木々が成長したためか、昔にくらべると見える市街地の範囲が小さくなった気がします。

そして本丸からは飛騨西部の山並みの上に顔をのぞかせる白山も見ることができます。

松倉城があった戦国時代末期、この同じ素晴らしい眺めを当時の武将も楽しんでいたのでしょうか。
城主の三木自綱(みつき・これつな)が広瀬城(高山市国府町)で金森氏の軍勢に敗れた後、難攻不落だった松倉城は息子たちが守っていましたが、内部からの裏切りにより落城してしまいました。
織田信長の盟友だった自綱(斎藤道三の娘を共に妻にする義兄弟でもありました)ですが、その150年以上前に飛騨に所領を得た頃の先祖は当時の守護代の家来という低い身分。そこから成り上ってきた三木氏は、弱小大名だった織田家を強大にしてきた信長とは近いものを感じていたのかもしれません。
信長の死後、自綱は豊臣秀吉につくことをよしとしなかったようです。それが三木氏の運命を変えてしまいました。

・・・などなど自綱がうまく歴史の流れに乗れていたら、飛騨高山の歴史は変わっていただろうな、と思いながら展望を楽しむ松倉城趾でした。  

Posted by tozan at 20:11Comments(0)登山よもやま

2008年09月20日

秋山のシーズン始まる

9月末になると、もう北アルプスは秋山シーズンです。高山周辺の標高1000m前後の低山が10月下旬に紅葉の季節を迎えるのにくらべ、約1ヶ月の時間差があります。
秋の風景を求めて、高い山から低い山へ。11月上旬まで、飛騨の山は長く秋を楽しめます。
計画をしっかりと立て、安全で楽しい秋山登山をお楽しみください。


午後の陽射しに浮かぶ奥穂高(2007年9月29日)>>クリックして拡大表示  

Posted by tozan at 21:34Comments(0)登山よもやま

2008年09月12日

飛騨山岳会記念登山

ここ数日の好天に、山ヤの皆さんはウズウズしていたことでしょう・・・!?
ようやく週末になったというのに、明日の北アルプスは天候が崩れるようです。
>>ご参考までに 明日の槍ケ岳の天気
特に午前中から雷雨があり、激しく降った山域では沢での増水に注意が必要になります。
明日から山に入られる方は安全にご留意ください。

折しも飛騨山岳会の方たちが、明日から笠ケ岳記念登山に挑みます。
高山グリーンツアーでお世話になっている山岳ガイド大野さんも参加。
皆さん、無事に完登されることを祈っております。


秋の笠ケ岳(2007.10.10)  

Posted by tozan at 22:17Comments(0)登山よもやま

2008年09月10日

山げしき

9月の山を写真に収めたものを、いくつか見ていただきます。高山は朝晩涼しくなりましたが、まだまだ残暑厳しいところもあるとか。9月にもなると、山は秋の兆しが見えてきます。
山行のレポート写真とはちょっと違った雰囲気だと思うのですが。


撮影場所は上高地から登って焼岳小屋に到着する直前の斜面。汗だくになり、ふと見上げた時、抜けるような青空に月が浮かんでいました。真昼の月見。


奥丸山から見た南岳から中岳への稜線に一筋の雲。これだけ太いと飛行機雲とは思えませんが、この辺りはジェット機の飛行訓練のコースだとか。天高く・・・。


夕暮れの雲海。手前の山に押し寄せているのものは岩に打ちつける波のよう。遠くに孤島のように見えるのは白山です。9月下旬、空気が凛としてきます。

ここでPR。
秋の登山ツアーへのご参加をお待ちしております。
詳しくは高山グリーンツアー「秋の登山・山歩きツアー」をご覧ください。  

Posted by tozan at 21:17Comments(0)登山よもやま

2008年09月03日

飛騨百山が出版

先日話題にした飛騨山岳会創立百周年記念事業「ふるさとの山 飛騨百山」が書店の店頭に並びました。
さっそく購入。
1,575円。B5・本文193ページ、カラーグラビア10ページ。
※この記事を載せた日に、飛騨百山のネット販売のお知らせをいただきました。
詳しくは飛騨山岳会「ふるさとの山飛騨百山」へどうぞ。

表紙カバーは鏡平の鏡池に槍ケ岳が映っている写真です。多分、かの小池潜さんの有名な写真。

何せ百山ですから、わたしには聞いたこともない山も紹介されていて。

巻末には百山のグレードや登山道の有無が表にまとめてあります。登山道がないため積雪期でないと登れない山が21山、笹藪を漕いでなら登れる山も3山。
山岳会の方たちによる各山の紹介はコースの解説というよりは、担当した山への思いの深さが感じられる文章が中心です。山によっては話がつきないのでは。
そのためか、文に添えられた地図は概略図です・・・face01。本当に登りたければ、詳しいことは自分で調べろということですね。これを参考に1/25000の地図読みもしなくては。


飛騨の山を愛する人にはおすすめの一冊です。
また飛騨センターでの特別展も開催中<9月15日まで>。  

Posted by tozan at 19:16Comments(0)登山よもやま

2008年09月01日

焼岳へ健康登山

まず高山グリーンツアーではないことをお断わりして、
今週日曜日(9月7日)に行われる第82回健康登山教室(飛騨山岳会、KONG共催)の話題を。
開催が間近に迫り、定員まであとわずかとなりました。

概要〜KONGにおいて事前申し込みが必要(参加費前払いのため出向く必要があります)
◎申込先:登山・アウトドア用品専門店KONG 高山市安川商店街・高山別院向い
◎目的地:焼岳
◎期日:平成20年9月7日(日)
◎行程:高山ビッグアリーナ集合・出発<6:00>〜中の湯登山口<7:30>〜焼岳頂上・昼食<11:30>〜下山<12:30>〜中の湯登山口<15:30>入浴〜高山ビッグアリーナ解散<18:00>
◎テーマ:行動食あれこれ 行動食・おやつを交換しよう
◎参加費:4,000円(バス、保険料他)
 入浴料は別
◎装備・服装:夏山装備一式(詳しい内容は申し込み時にKONGにて渡します)、昼食、水、間食を各自用意 !!ヘッドランプ必携!! お風呂道具(登山中はバスに置いていきます)
講師は飛騨山岳会の諏訪さんと黒木さんが担当します。

わたし個人は、焼岳には上高地から登り中尾に下りたことがあります(なかなか大変でした)。中の湯のコースは比較的短いこともあり、最近人気が出てきました。また、初心者ではなく、初級者向けのコースだということを伝えておかねばなりません。つまり、難しくはないけれど(装備も含めて)登山経験が必要だということです。登山とハイキングは別のものだと考えてください。

写真は、以前登った時の焼岳の様子。

中の湯コースから見た焼岳北峰です。この時は上高地側から登ったので、中の湯側に少し降り南峰直下から撮影しました。


北峰の直下にある鞍部(上の北峰写真右側のへこんだ所)から噴煙のあがる脇を頂上へと登ります。高さはそれほどでもないので、頂上への時間はあっけないくらいです。


雲や霧がなければ展望はすばらしい。写真は穂高連峰を望んでいます。雲がかかり山容がほとんど見えません(顔をのぞかせているのは前穂と吊り尾根)が、間近に見えるので迫力があります。反対側には入山禁止の南峰と乗鞍岳が見えます。運が良ければ御岳山、白山まで見渡せます。
当日の天気予報は曇り。ここしばらく高山市街から北アルプスが望めません。今日も厚い雲に被われていました。なんとか回復してほしいものです。  

Posted by tozan at 19:20Comments(0)登山よもやま

2008年08月29日

山に行けない時は

天候が良くない日が続いています。この夏は特にからっとする日がほとんどありませんでしたね。
北アルプスにも何度か登る機会がありましたが、いつも霧が深くて展望がよくない日ばかりでした。
山に登れない日は時々ネットでライブカメラを見ています。
特に槍ケ岳山荘のライブカメラが気に入っています。あの槍の穂先がいつでも(夜は無理ですが)眺められるのですから。

今日の午後2時40分のライブカメラ映像です。
昨日から天候の悪い一日でしたが、この時間は槍ケ岳頂上は雨が上がったようです。気がつくと画面には小さな子供が映っています。山荘のご家族のお子さんでしょうか。となりの親と思われる人がザックをかついでいるので、多分登山者なのでしょう。

思い起こせば、今年の梅雨はいつのまにか明けていました。
そして台風でもないのに局地的豪雨に頻繁に見舞われる夏でした。
槍ケ岳LIVE!のアドレスはhttp://www.mcci.or.jp/www/yarigatake/live.htm  

Posted by tozan at 21:56Comments(0)登山よもやま