2009年05月24日
西穂高稜線へ〜独標・ピラミッドピーク
久しぶりの新穂高ロープウェイ。
第2ロープウェイの発車駅「しらかば平」に車を直接乗りつけます。
この辺りの雪はもうほとんどありません。
霧の中をロープウェイが上って行きます。霧に覆われ窓の外はまっしろ。
ロープウェイは西穂高口に着く直前に、雲の上に飛び出ました。
雲上に突き出している槍の穂が見え、山の斜面には雪があらわれました。
乗り合わせた人たちからは歓声が。なかなか演出上手な天候です。
登山口でもある標高約2155mの西穂高口周辺には雪が残っていました。
5月23日時点でも、登山道のほぼ99%で残雪がありました。

したがって写真のように、まだ冬道が使われています。登山道が冬道から夏道に替わる、これからしばらくの間、山荘までの登山道は、いっそう歩きにくくなるんだろうなと想像します。特に山荘前の急登では踏み跡が崩れて滑りやすくなっていました。
西穂山荘周辺もかなり解けていますが今はまだ雪景色です。
しかし丸山へ向かう岩場の雪はなくなっていました。
稜線に登り着いたところに少し残雪がありますが、それ以外は(この日引き返した)西穂高ピラミッドピークまでの登山道に雪はありませんでした。
西穂高の頂上までアイゼンは不要かどうか分りませんが・・・

手前にある丸山と独標への急斜面。
丸山を越えて急斜面を見上げると、独標は見えなくなりました。

ここは通称お花畑と呼ばれていますが、残念ながら(当然というか)ひとつの花も見られませんでした。
そこでひたすら登る・・・。ゴーロを越えて階段状の斜面をジグザクに登る・・・。
すると独標が見えてきます。

ここからは細尾根の岩場越えです。つまり穂高の岩陵帯の始りです。
三点支持で岩の間をよじ登り、鎖を横目にやがて独標の上。

右手前方に岳沢と明神岳、前穂高。
正面に西穂ピラミッドピーク、さらに奥穂高が見えています。
左手(上写真)には笠ケ岳の稜線。そのすき間から黒部五郎岳が顔をのぞかせています。
右手には眼下に上高地そして霞沢岳、遠く八ヶ岳が。

時間に余裕があったのでピラミッドピークまで足を伸ばしました。

西穂高の頂上が見えてきます。
さらに足を伸ばすと時間に余裕がなくなるので、ロープウェイの終便が気になってしまいます。
と言う訳でここで戻りました。
当初から霧が飛騨側から上がってきていましたが、いつの間にか雲も現れ始めていました。
明日は(つまり今日は)天気が崩れる予報でした(・・・予報は当たり、今日の朝は小雨)。
独標に戻り休憩していると年配のご夫婦がいて、奥さんが西穂稜線下斜面の雪形を眺めながら「あそこは着物を着た女のひとに見えない?」とおっしゃる。
ふと目をやると確かに。思わず「頭がサザエさんみたいですね」と会話に割り込んでしまいました。さらに旦那さんが「あっちは武士が歩いているぞ」おっしゃる。
こちらは上の方に小さいがはっきり着流しの男性がさっそうと歩いているように見えました。
もうじき消えてしまいますが、もし近々独標に登られることがあれば探してみては(^_^)
独標から下山の途中、前方の霧が風に流れ、焼岳や乗鞍が姿を見せました。

さらにイワヒバリが飛んできてエサを探し回っています。

そういえば独標の手前で、突然に新穂高からカラスが上昇気流に乗って飛んできましたっけ。
えらく気持ち良さそうでした。
山荘から下山するために登山道に入ると、木の間から西穂高が見えていました。

薮が雪におおわれているためです。ちょっと別世界にも見えないことはないですね。
さて、高山グリーンツアーでは今回登ったルートを2回に分けて登山ツアーを行います。
●西穂高丸山<7月5日(日)入山(日帰り)>
●西穂高独標<8月23日(日)入山(日帰り)>
詳しくは登山ツアーラインナップをご覧ください。
第2ロープウェイの発車駅「しらかば平」に車を直接乗りつけます。
この辺りの雪はもうほとんどありません。
霧の中をロープウェイが上って行きます。霧に覆われ窓の外はまっしろ。
ロープウェイは西穂高口に着く直前に、雲の上に飛び出ました。
雲上に突き出している槍の穂が見え、山の斜面には雪があらわれました。
乗り合わせた人たちからは歓声が。なかなか演出上手な天候です。
登山口でもある標高約2155mの西穂高口周辺には雪が残っていました。
5月23日時点でも、登山道のほぼ99%で残雪がありました。

したがって写真のように、まだ冬道が使われています。登山道が冬道から夏道に替わる、これからしばらくの間、山荘までの登山道は、いっそう歩きにくくなるんだろうなと想像します。特に山荘前の急登では踏み跡が崩れて滑りやすくなっていました。
西穂山荘周辺もかなり解けていますが今はまだ雪景色です。
しかし丸山へ向かう岩場の雪はなくなっていました。
稜線に登り着いたところに少し残雪がありますが、それ以外は(この日引き返した)西穂高ピラミッドピークまでの登山道に雪はありませんでした。
西穂高の頂上までアイゼンは不要かどうか分りませんが・・・

手前にある丸山と独標への急斜面。
丸山を越えて急斜面を見上げると、独標は見えなくなりました。

ここは通称お花畑と呼ばれていますが、残念ながら(当然というか)ひとつの花も見られませんでした。
そこでひたすら登る・・・。ゴーロを越えて階段状の斜面をジグザクに登る・・・。
すると独標が見えてきます。

ここからは細尾根の岩場越えです。つまり穂高の岩陵帯の始りです。
三点支持で岩の間をよじ登り、鎖を横目にやがて独標の上。

右手前方に岳沢と明神岳、前穂高。
正面に西穂ピラミッドピーク、さらに奥穂高が見えています。
左手(上写真)には笠ケ岳の稜線。そのすき間から黒部五郎岳が顔をのぞかせています。
右手には眼下に上高地そして霞沢岳、遠く八ヶ岳が。

時間に余裕があったのでピラミッドピークまで足を伸ばしました。

西穂高の頂上が見えてきます。
さらに足を伸ばすと時間に余裕がなくなるので、ロープウェイの終便が気になってしまいます。
と言う訳でここで戻りました。
当初から霧が飛騨側から上がってきていましたが、いつの間にか雲も現れ始めていました。
明日は(つまり今日は)天気が崩れる予報でした(・・・予報は当たり、今日の朝は小雨)。
独標に戻り休憩していると年配のご夫婦がいて、奥さんが西穂稜線下斜面の雪形を眺めながら「あそこは着物を着た女のひとに見えない?」とおっしゃる。
ふと目をやると確かに。思わず「頭がサザエさんみたいですね」と会話に割り込んでしまいました。さらに旦那さんが「あっちは武士が歩いているぞ」おっしゃる。
こちらは上の方に小さいがはっきり着流しの男性がさっそうと歩いているように見えました。
もうじき消えてしまいますが、もし近々独標に登られることがあれば探してみては(^_^)
独標から下山の途中、前方の霧が風に流れ、焼岳や乗鞍が姿を見せました。

さらにイワヒバリが飛んできてエサを探し回っています。

そういえば独標の手前で、突然に新穂高からカラスが上昇気流に乗って飛んできましたっけ。
えらく気持ち良さそうでした。
山荘から下山するために登山道に入ると、木の間から西穂高が見えていました。

薮が雪におおわれているためです。ちょっと別世界にも見えないことはないですね。
さて、高山グリーンツアーでは今回登ったルートを2回に分けて登山ツアーを行います。
●西穂高丸山<7月5日(日)入山(日帰り)>
●西穂高独標<8月23日(日)入山(日帰り)>
詳しくは登山ツアーラインナップをご覧ください。
Posted by tozan at 19:15│Comments(0)
│登山レポート