2010年02月05日
上高地スノートレッキングツアーまであと2日
いよいよ2月7日(日)は上高地スノートレッキングツアーです。
おかげさまで1月中旬には定員となり、お申し込みは締め切らせていただきました。
今週は雪が降ったり止んだりでしたが、7日は飛騨側・長野側とも良い天気になりそうです。

ご一緒させていただくスタッフも本当に楽しみにしています(^.^)/
ご参加される皆様へ老婆心ながらアドバイスを・・・
◎当日の服装等について
基本的なこととして、木綿素材の服は避けてください。特に下着は吸湿速乾性の素材を選んでください。
早朝7:30頃に釜トンネルを出発し上高地入りしますので、しばらくは大変寒く感じるでしょう。歩いているうちに体が温まり寒さも気にならなくなります。晴れて陽射しが出てくると気温も上がってきます。今度は暑くて汗をかくことでしょう。トレッキングでの服装は、こうした環境と体の変化に配慮しなくてはなりません。
具体的な例を挙げていきます。
まずは釜トンネルの歩行。行きは急坂を上るので、勇んで歩きガイドの前に出てしまうと大汗をかくことになります。すると厚めの防寒具で臨んだ寒さ対策が、釜トンネルを抜けてから汗で体を冷やしてしまう事態に。
対策としては、歩き始めは温かくして、体が温まってきたら上着または中間着を脱いで温度調節をします。そして何と言っても、ゆっくりガイドの後方をついて行くことです。
トンネルを抜けると日影の林道を歩きます。林道は冬の間も砂防工事の車両があり除雪されています。凍結していることがあるので滑らないように気をつけてください。気温が低く冷たい風が吹いています。スノーシューの出番ではまだありません。
大正池ホテルに到着して、ようやくスノーシューの出番です。歩行中に暑くなってきたら、上着または中間着を脱いで体温調節をします。
大正池ホテルには最初のトイレがあります。この後は田代橋までトイレはありません。最近トイレが近いという人は、釜トンネル到着の前に平湯バスターミナルに立ち寄りますので、ここでもトイレ休憩をとっておくととよいでしょう。
スノーシューを履いていても多少は雪に沈みます。特に新雪は裾から入りやすいので対策をとっておきます。防水性能を持つトレッキングシューズにスパッツを巻く。長めのスノーブーツを履く。あるいは裾の裏が雪の侵入を防ぐようになっているスキーウエアのパンツを履くなどが対策として考えられます。
◎ザックについて
当然ですがザックは(それもトレッキング用のザックは)必携です。それも20リットルくらいの容量は必要です。
予備の中間着、食料(ホテルで用意する弁当や行動食)、温かい飲み物を入れた保温ジャーや予備の水分(合計で1リットル以上)、トンネルを歩く時のライト(できれば頭の動きと連動して前を照らすヘッドランプが安全)と予備の電池、常用薬、汗を拭くタオルなど、トレッキングの際に持つべきものは意外と多いです。
スノーシューがザックに固定できることも大事です。スノーシューとストックを手に持って釜トンネルから大正池まで歩くのは不便です。凍った林道で転倒しそうになることも。ザックが装備を固定するストラップ付きかどうか確かめましょう。
◎その他
日焼け止めを塗る。帽子(耳が隠せるもの)、手袋は予備と合わせ二対(薄手と厚手にするのも有効な方法)を用意。携帯のバーナーとガスでコーヒーをいれても楽しい。カメラ(電池はありますか?フィルムあるいはデジカメの記録媒体は?)。携帯電話(充電しておくこと)。
地形図を持参してポイントで確かめてみる。などなど・・・
これを機会に登山を始めたくなった方は、入門書や専門雑誌(最近増えています)から足を踏み入れてみるのもよいでしょう。それに今出の登山ウエアはおしゃれです。
まずは日帰りの低山から手始めに・・・。最初は知識不足のため誰でも失敗します。でも失敗を補って余りある幸福も手に入れることでしょう。
そしてたまにはプロのガイドと山へ行ってみませんか。自己流登山で抱えた疑問や不安を解決する気持ちを持って参加すると、登山レベルを一歩上げることができるはずです。
それでは当日は体調を調えて、元気にご参加ください。
おかげさまで1月中旬には定員となり、お申し込みは締め切らせていただきました。
今週は雪が降ったり止んだりでしたが、7日は飛騨側・長野側とも良い天気になりそうです。

ご一緒させていただくスタッフも本当に楽しみにしています(^.^)/
ご参加される皆様へ老婆心ながらアドバイスを・・・
◎当日の服装等について
基本的なこととして、木綿素材の服は避けてください。特に下着は吸湿速乾性の素材を選んでください。
早朝7:30頃に釜トンネルを出発し上高地入りしますので、しばらくは大変寒く感じるでしょう。歩いているうちに体が温まり寒さも気にならなくなります。晴れて陽射しが出てくると気温も上がってきます。今度は暑くて汗をかくことでしょう。トレッキングでの服装は、こうした環境と体の変化に配慮しなくてはなりません。
具体的な例を挙げていきます。
まずは釜トンネルの歩行。行きは急坂を上るので、勇んで歩きガイドの前に出てしまうと大汗をかくことになります。すると厚めの防寒具で臨んだ寒さ対策が、釜トンネルを抜けてから汗で体を冷やしてしまう事態に。
対策としては、歩き始めは温かくして、体が温まってきたら上着または中間着を脱いで温度調節をします。そして何と言っても、ゆっくりガイドの後方をついて行くことです。
トンネルを抜けると日影の林道を歩きます。林道は冬の間も砂防工事の車両があり除雪されています。凍結していることがあるので滑らないように気をつけてください。気温が低く冷たい風が吹いています。スノーシューの出番ではまだありません。
大正池ホテルに到着して、ようやくスノーシューの出番です。歩行中に暑くなってきたら、上着または中間着を脱いで体温調節をします。
大正池ホテルには最初のトイレがあります。この後は田代橋までトイレはありません。最近トイレが近いという人は、釜トンネル到着の前に平湯バスターミナルに立ち寄りますので、ここでもトイレ休憩をとっておくととよいでしょう。
スノーシューを履いていても多少は雪に沈みます。特に新雪は裾から入りやすいので対策をとっておきます。防水性能を持つトレッキングシューズにスパッツを巻く。長めのスノーブーツを履く。あるいは裾の裏が雪の侵入を防ぐようになっているスキーウエアのパンツを履くなどが対策として考えられます。
◎ザックについて
当然ですがザックは(それもトレッキング用のザックは)必携です。それも20リットルくらいの容量は必要です。
予備の中間着、食料(ホテルで用意する弁当や行動食)、温かい飲み物を入れた保温ジャーや予備の水分(合計で1リットル以上)、トンネルを歩く時のライト(できれば頭の動きと連動して前を照らすヘッドランプが安全)と予備の電池、常用薬、汗を拭くタオルなど、トレッキングの際に持つべきものは意外と多いです。
スノーシューがザックに固定できることも大事です。スノーシューとストックを手に持って釜トンネルから大正池まで歩くのは不便です。凍った林道で転倒しそうになることも。ザックが装備を固定するストラップ付きかどうか確かめましょう。
◎その他
日焼け止めを塗る。帽子(耳が隠せるもの)、手袋は予備と合わせ二対(薄手と厚手にするのも有効な方法)を用意。携帯のバーナーとガスでコーヒーをいれても楽しい。カメラ(電池はありますか?フィルムあるいはデジカメの記録媒体は?)。携帯電話(充電しておくこと)。
地形図を持参してポイントで確かめてみる。などなど・・・
これを機会に登山を始めたくなった方は、入門書や専門雑誌(最近増えています)から足を踏み入れてみるのもよいでしょう。それに今出の登山ウエアはおしゃれです。
まずは日帰りの低山から手始めに・・・。最初は知識不足のため誰でも失敗します。でも失敗を補って余りある幸福も手に入れることでしょう。
そしてたまにはプロのガイドと山へ行ってみませんか。自己流登山で抱えた疑問や不安を解決する気持ちを持って参加すると、登山レベルを一歩上げることができるはずです。
それでは当日は体調を調えて、元気にご参加ください。
Posted by tozan at 19:30│Comments(2)
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この記事へのコメント
高山から冬の上高地を訪れたい。
今後予定は有りますか?
今後予定は有りますか?
Posted by 松尾 幸子 at 2011年01月05日 15:04
高山から冬の上高地を訪れたい。
今後予定は有りますか?
今後予定は有りますか?
Posted by 松尾 幸子 at 2011年01月05日 15:05