2010年02月23日

低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳

本日の陽気はまるで4月になったかのよう。風もなく、ポカポカの陽射しに春を身近に感じる一日でした。
先週の土曜日に、短時間で登れる山を登ってきました。
◎十二ヶ岳<標高1326.6m>
入山日:2月20日(土)
天候:曇時々晴れ(霧で展望は不良)
11:00入山〜12:50山頂・13:20下山〜14:12入山口(支尾根を下ったので往復した場合の正確な時間は不明)

飛騨の「十二ヶ岳」は、無雪期には手軽に丹生川町の瓜田地区に延びた農道や林道を利用して、山頂直下まで車で行くことができます(もはや登山と言えるかどうか)。
他にはふもとの折敷地から登るもっとも登山道らしい道。そして大萱地区と折敷地地区の境界線にある大規模林道から登る登山道があります。積雪期はこのどちらかを利用するとよいでしょう。
低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳
大規模林道の登山口は、駐車スペースが除雪した雪で埋まり利用できません。

距離も標高差もあるのが折敷地からの登山道。少々危険個所もありますので注意が必要です。
今回利用した大規模林道からの登山道は林業のための作業道です。
歩く分にはまったく危険はありません。
しばらくすると水場があり、そこをを過ぎるとすぐに見晴らしが良くなり、畑と農機具小屋が現れます。
低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳
ここからは高山市街や位山が展望できます。

作業道歩きは地味です。途中右下方に大規模林道が見えるので、自分がどのあたりにいるのかだいたい見当がつきます。とにかく地道に歩きました。
低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳
途中で折敷地からの道と合流します。
この日は折敷地から歩いてきた踏み跡がありました(向かって右が折敷地方面から、左が大規模林道から)。

低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳
ここで作業道を外れ、目の前の尾根を直登(ショートカットになります)。ふたたび作業道と合流し、わずかに登ると十二ヶ岳山頂の展望台が見えてきます。

途中で作業道から尾根へ入り、そのまま尾根に沿って登って行きます。
やがて前方に鳥居が見えてきます。
低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳
この神社(山域)のゆかりについては「飛騨美濃山語り」の解説が大変分りやすいので紹介しておきます。・・・他の山のことも大変参考になりますよ。

鳥居を抜けると突然目の前に急登が現れます。
低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳
無雪期には神社へ登る階段があるのですが、今の時期はただの急な登りです。雪が緩む時期には滑らないように気をつけましょう。

このコース唯一の難所を登りきれば展望台と神社が見えてきます。
無雪期には大きな同定板のある広場の横から上がり、神社(東屋)へ。
先着の方4名が宴会を終えるところでした。
祠の祀られた南西角を除き、外からの風が筒抜け。長時間過ごすにはテントがいると苦笑されていました。中に置いてあった板で囲っての宴会だったようです。
低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳

霧により好展望は叶いませんでした。
ちなみに十二ヶ岳とは12の山(域)が見えるということでは無いそうです。
日本各地に同名の山があり、好展望の山を差してそう呼んだとも言われているそう。
登ってきた十二ヶ岳の尾根が眼下に見えています。
低山バンザイ!〜冬の十二ヶ岳

入山した日はまだ気温が低く、雪は硬く締まっていました。
今日のような暖かい日は、少し歩きにくくなっているかもしれません。
また寒さがぶり返せば、いったん解けた雪が凍ることも考えられます。
比較的短時間で登れる山ですが、意外と苦労させられることも・・・。踏み跡がない時は道迷いも起こしかねないのでご注意を(基本的には尾根の先に頂上があります)。

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