2008年07月08日

登山ツアーレポート〜西穂高丸山

開催日/7月7日(月)
天候/曇り
参加人数/9名(+ガイドとわたし)計11名
行程/高山グリーンホテル発 8:00〜新穂高ロープウェイ白樺平駅着 9:07〜ロープウェイ発9:20〜西穂高口着 9:35〜準備〜入山 9:50〜小鍋谷分岐 10:45〜西穂山荘着 11:40〜休憩〜丸山12:15〜西穂山荘 12:30・昼食〜下山 13:10〜西穂高口着 14:50〜高山グリーンホテル着 15:40

ツアーを企画主催する側としても、試行錯誤が続きます。参加されるお客様は年齢も職業もまちまち。特に今回は70歳の方もお二人いらっしゃいました。お一人は10年前に登山をやめられており、もう一度行ってみたいという願いと大丈夫だろうかという不安を口にされていました。
丸山は高齢者の方でも病気でなければ登ることのできるコースです。ガイドの大野さんにより、さらに安全で苦しくないペースを保つことができました。おかげさまで全員が完登。笑顔とありがとうの言葉に、むしろ私たちの方が感激しました。

新穂高ロープウェイからの眺めは、白いガスに隠れる眼下の木々でした。登山での展望はあまり期待できそうにありません。始発で乗ったらしい団体客がすれちがうゴンドラにすし詰めで、この方たちには残念な展望だったことでしょう。
準備を整え、千石園地から登山道へと入ります。
登山ツアーレポート〜西穂高丸山
しばらくは比較的緩やかな上り下りが続きますが、1時間程するといよいよ今回の核心(一番大変な所)。山荘への直前の長い急登にたどりつきます。ここはゆっくりと着実に距離を稼ぐしかありません。
ところが思わぬ邪魔者が出現しました。大量の虫です。
登山道を占拠した虫が、顔に当たり、なかには目や口に飛び込んできます。注意しようとした大野さんの咽に入りせき込むという事態も発生。虫よけスプレーもほとんど役に立ちませんでした。これから登山される方はお気をつけください。この時期、どこの登山道でも2000〜2500mあたりは大変なことになっているはずです。風の強い西穂稜線には虫がいませんでしたが、天気の良い日は要注意です。

そんな虫にたかられながら、登山道ではさまざまな花にも出会いました。
たとえばマイヅルソウの群生が何ヶ所もあります。小ぶりのゴゼンタチバナ、イワカガミ、そしてツマトリソウも発見しました。
そんななか、山荘直下の登山道にはベニバナイチゴの花が群生していました。
登山ツアーレポート〜西穂高丸山
西穂山荘の回りにも多くの花が咲いており、幕営地にはシナノキンバイなどがお花畑を作っています。

山荘前で少し休み、いよいよ西穂稜線へと足を踏み入れます。
崖のような斜面を、岩をよじ登るように上っていきます。少しフィールドアスレチックのような感じがします。
すぐにハイマツもあらわれます。飛騨側から長野側へ幹を曲げ、覆いかぶさるように多くの植物のための屋根となっているようです。
登山ツアーレポート〜西穂高丸山
ゴゼンタチバナ、コケモモ、コイワカガミが咲いていました。またマイヅルソウがこんなところにも。
ハクサンシャクナゲはまだ蕾のままでした。
そして2週間ほど前には裸だったダケカンバが若葉に覆われていました。
登山ツアーレポート〜西穂高丸山
ぜひ6月26日の様子を写した写真と比べてみてください。西穂高の夏はもうすぐです。

帰りがけに皆さんで記念写真を撮りました。またぜひご一緒に。そして皆さんの笑顔がわたしたちの励みになります。ご参加ありがとうございました。
登山ツアーレポート〜西穂高丸山

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