2008年12月20日

初冬の福地山

今日は快晴。小春日和の暖かさ。こんな時、山に囲まれた飛騨に住んでいることを幸運だと思う。高山市街から日帰りでトレッキングに出かけるなら、福地山は最適な山の一つだ。車で福地温泉まで約50分。初雪のあとはまとまった雪が降らないので、現在の国道に雪はない。
しかしこれから年末の天気はちょっと崩れるらしい。週間天気予報ではクリスマスは雪が降り、大晦日から年始にかけて寒波が訪れるかもしれないとのこと。これから県外から飛騨に入る時はスタッドレスタイヤにするか、チェーンを用意するのが必要だろう。

福地温泉がふもとにある福地山は、頂上まで2時間ちょっとで登ることができる。しかし福地山は標高が1671.7mあり、入山口の福地温泉でもすでに標高960mある。しかも厳冬期には豪雪におおわれる。雪山体験には最適な山でも、けっして侮ってはいけない。

中間点にある憮然平からはところどころ雪の登山道歩きとなった。
初冬の福地山
アイゼンを用意していったが、今日の時点では必要なかった。しかしまとまった雪が積もれば、アイゼンだけでなくピッケルが必要になる山だ。

初冬の福地山
福地山頂上からは遠く乗鞍連峰、登り始めから見えていた焼岳、そして穂高連峰から槍ケ岳の稜線が真っ正面に見える大展望。奥穂高の右奥にある山頂は吊り尾根からつづく前穂高岳。また丸山から西穂独標へとつづく白い斜面(夏は通称お花畑と呼ばれる)も見える。その先に西穂高岳から奥穂高岳へつづく稜線がある。
初冬の福地山

初冬の福地山
槍ケ岳の下に白く雪におおわれた飛騨沢が見える。10月にここを登ったなあ、と暫しの感慨にふける。

初冬の福地山
左手には見えるのは笠ケ岳。さらに笠谷へと下る尾根が白く続いている。手前の山は錫杖岳の裏がわから見た様子だが、実は大木場ノ辻と呼ばれる手前の山に隠れて見えない。
こうして色々な角度から山を見るとおもしろい。

福地山へはしっかり雪山登山の準備をして出かけてください。天候に恵まれれば素晴らしい展望を楽しめます。

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