2009年01月31日

冬真只中の上高地

上高地スノートレッキングが2月8日に迫りました。そこで最近の上高地を下見にでかけました。
釜トンネルに乗合バスが到着したのは9時。快晴でしたが、気温はまだまだ低く寒い。
ツアーでは1時間前には釜トンネルに入ることができるので、当日の天候に関係なく非常に寒いと想像できます。
登りが続く釜トンネル。汗をかきます。身体がその汗で冷えてきます。厚着であればいいというものではありません。むしろ汗をかきすぎることもあります。大切なのは上手な重ね着です。
冬真只中の上高地
釜トンネルの中は照明がほとんどありません。入口と出口の約100m地点の退避スペースにそれぞれ照明があるだけで、その他は真っ暗。工事関係の車両が落とした雪や氷が残っていることがありますので、ヘッドランプをつけて歩くことを勧めます。

冬真只中の上高地
トンネルを抜けて大正池の手前まで、林道は工事車両のために除雪がしてあります。したがってスノーシューを履く段階ではありません。

砂防事務所入口を過ぎて角を曲がると、大正池と穂高連峰が見えてきます。
この朝の大正池には霧が浮かんでいました。
冬真只中の上高地
大正池ホテルからようやくスノーシューを履いて遊歩道に向かいます。冬季トイレがあるので、ここでトイレ休憩も兼ねます。

冬真只中の上高地
大正池の周囲の木々にはびっしりと霧氷が付いていました。朝の光に輝いて美しい。

田代湿原の手前の林に入り、湿原の奥の小川に沿って足を踏み入れました。
ツボ足では雪が深く、足をとられて前へ進めないでしょう。スノーシューかかんじきが必要です。
冬真只中の上高地
田代池の水面に映る穂高の白い影。水は濃紺。空が青いこともあるのでしょうが、雪の白とのコントラストが素晴らしいです。
遊歩道の突き当たりにあるもう一つの湿原にはロープが張ってあり、入ることを禁止しています。しかし歩いた跡がありました。
雪の少なかった昨年はロープが張ってなかったため、湿原にはあちこちにできた踏み跡が道のようになっていました。これが湿原にダメージを与えたのだと思います。
まだロープの張っていない湿原に入る時は、スノーシューなどを使うこと。人の歩いた跡を積み固めないことが必要でしょう。

田代橋から梓川に沿って河童橋まで。進行方向右側を歩くコースは、穂高連峰の展望が楽しめますが少し遠回りになります。サルのウンチが転がっているので踏まないように気をつけて。
冬真只中の上高地
梓川の岸に立つケショウヤナギが赤い冬姿に。後ろには奥穂高。河童橋の先の小梨平キャンプ場奥の河原から見る風景がお勧めです。

最後に上高地の冬季トイレは3箇所。先の大正池ホテル脇のひとつ。田代橋から上高地帝国ホテル方面に10mほど先にもうひとつ。3つめは小梨平キャンプ場の入口(ビジターセンター向い)にあります。
冬真只中の上高地
写真は小梨平キャンプ場の冬季トイレ。ただしこの建物の裏側にあります。

一般的に2月には冬型の天気が安定すると言われます。しかし出かける日の天気は運次第。でも余程の悪天候でなければ、躊躇せず出かけてみたい。冬の上高地はその日だけの感動を与えてくれるはずだと思うからです。

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