2008年07月09日

乗鞍岳を知る.1

先日終了したツアーにつづき、7月22日には「乗鞍岳・剣ケ峰」に登るツアーが控えています。平日開催ですが夏休み時期に入ったばかりでもあることから、ここにきて予約が増えています。
乗鞍スカイラインで畳平まで行かれたことはあっても、その時は登山をするまでには至らなかった方も多いはず。剣ケ峰に登ることに憧れつつ、登山という行動に躊躇されていた方もいるのかもしれません。

これから何回かに分けて、乗鞍岳について語っていきたいと思います。わたしが集めてきた参考資料を引っかき回しながらの行為になりますので、迷文になること必至です。どうかその時はご容赦ください。

まずは乗鞍岳の成り立ちから。

●乗鞍岳は中部山岳国立公園の最南端
中部山岳国立公園は、北は新潟・長野・富山の県境にある白馬連山、そして富山にある剱・立山連峰からそれぞれ南へと連なり、最南端の乗鞍連峰へと至る山岳地帯を言います。そのあいだには槍ケ岳や穂高連峰、笠ケ岳などを擁し、一般の名称は「北アルプス」、あるいは通称「飛騨山脈」と呼ばれています。

●乗鞍岳は複合火山
128万年前に最初の噴火があり、86万年前、32万年前、12万年前、10万年前、4万年前、2万年前と火山活動があったとされ、最後の噴火で現在の山容となったのは約9000年前のことでした。こうして幾度もの噴火活動により、いくつもの峰が形成され、ひとつの大きな連峰を作っています。このように複数の火山でできていることから、乗鞍岳は複合火山であると言われています。
乗鞍の山上湖でかつての噴火口だったと言われているのは「権現池」と「亀ヶ池」です。亀ヶ池の方はまわりの岩石がくずれ、火口湖らしさが残るのは権現池だけになりました。

乗鞍岳を知る.1
10月中旬の権現池です。寒そうですね。冬は雪に埋もれてしまいます。

こんなところで、今日の「乗鞍岳よもやま」はおしまいです。

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